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2011-07-25

Firefoxの高速リリースによる影響

Firefoxが今後6週間毎にメジャーアップデートを繰り返していくことは、既に知れ渡っていることかと思います。
そしてそれに伴いあちこちでひずみが発生しているようです。

firefox wall
firefox wall / pixelsandme

個人ユーザーであれば、せいぜい「対応しているアドオンは?」とか「~~の機能がある代替えアドオンはどれ?」ぐらいの事を考えていればいいだけですが、問題は企業ユーザーです。

例えばIBMなどの場合、企業内でのデフォルトブラウザにFirefoxを採用しています。こんな場合には、ブラウザがバージョンアップをしたからといってすぐに追随して社内のブラウザをアップデートする訳にはいきません。セキュリティ面も含め何千種類ものテストを行い、その結果をもってようやくアップデートが許されます。

この辺りの手間が必要な為、日本企業においてもいまだIE6からバージョンアップを行わない企業も多く、それが他業者を悩ます原因にもなっています。そんな現状がある中、今回のように高速バージョンアップが行われれば、企業ユーザーがついて行けなくなるのは当然。

IBMのJohn Walicki 氏は以下のようにコメントしています。

脆弱性の残されたFirefox 4をデプロイするか、最初から数千もの内製アプリのテストサイクルをやり直してFirefox 5に移行するか、すべてのパッチが適用されているFirefox 3.6.xにとどまるかの選択を迫られている

これに対してMozillaのコーディネーターであるAsa Dotzler氏は以下のようにコメント

企業ユーザーを喜ばせるために1分間を費やすぐらいなら、たくさんの普通のユーザーを喜ばせる方がはるかによい

率直すぎるというか、どうにかする気ゼロですね。
これを機にユーザーからFirefox離れが加速していく可能性が考えられます。

現にMicrosoftはこういった問題に直面している企業ユーザーに対し、IEの使用を公式ブログで説明するだけではなく、直接呼びかけるという、かなり積極的な行動を展開しています。

Firefoxがかつての攻勢から、現在ではシェア20%を切る寸前まで落ち込んだのに対し、Chromeは15%を越えようかという勢いです。これから半年ほどで大きく勢力図は変更されるでしょう。

しかし、日本の官公署相手に電子申請をする場合にはいまだ原則IEしか使用出来ず、結果的に自分達の仕事の上では特になんの影響もありません。
なので、しばらくはのんびりと行く末を見守っていたいと思います。

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