SOUNDPEATS様より商品を提供いただいたのでレビュー。

SOUNDPEATSと言えば低価格帯ながらかなり性能の高いイヤホンブランドというイメージです。
自分も過去に5~6製品は使ってきた記憶があります。

もちろんAppleのAirPodsシリーズやSonyのWF-1000XM4等と比べると機能・スペック的に劣る部分もありますが、それは価格がそもそも数倍違うので当たり前の話。
SOUNDPEATS製品については、この価格でこれだけの性能が使えるという非常にコスパの優れたものという印象です。

今回提供していただいたのはワイヤレスイヤホンのSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSです。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの外観

まずは外観から

外箱

内容物

ケースと

イヤホン本体

説明書。日本語のページもあります。

充電用ケーブル。

イヤホンケースの底に充電ケーブルの差し込み口があります。
規格はUSB-C。ワイヤレス充電には非対応です。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのスペック

・インナーイヤー型
・重さ:片耳約4.06g、ケース込み約36.3g
・オーディオコーデック:SBC、AAC、LDAC
・再生時間:イヤホン単体最長5時間、ケース併用最長20時間
・ドライバー口径:14.2mm

ハイレゾ音源再生をサポートしており、LDAC高音質コーデック対応。
現時点でのこの価格帯ではかなりのスペックです。
なお、ノイズキャンセリング機能はありません。

使用感

1週間ほど使用したので使用感。

感想としては、まず非常に軽いというのが最初の印象。
使用目的が主にビジネス用途だったので音楽を聴くというより、電話やZoom等のオンラインミーティングでの使用となり、待機中も含めわりと長時間耳につけっぱなしにする機会が多かったのですが、片耳4gという軽さのため全く苦になりません。

しかもいわゆるこのうどん型と言われる形状のイヤホンは、耳に押し込まなければいけないカナル型と違い、付け心地が非常に柔らかく圧迫感がありません。

もちろんLDACコーデック(スマホアプリで色々弄れます)にも対応という事で音質も問題なし。
ただ自分の場合はコーデックの違いによる音の善し悪しが聞き分けられるほど繊細な耳をしていませんので、ここは詳細に解説できません。
とはいえ、Pixel7につないで音楽を聴いてみると驚くくらい高音質なのは確かです。

マルチポイント接続には非対応

Air3 Deluxe HSはマルチポイントに対応していませんので、複数のデバイスとの同時接続は不可能です。

今接続しているデバイスから別のデバイスへ接続を変更したい場合の操作方法。
ケースの蓋を開けた状態でこの真ん中のボタンを10秒間長押しすると、それまでの接続状態がリセットされます。

接続がリセットされたら今度は新しく接続したいデバイスでペアリングの設定をするという手順になります。

こう書くとなんだかややこしそうですが、実際やってみるとそこまでの手間ではなくデバイスの切り替えが可能。
とはいえ一手間がかかるのは面倒なのは確かなので、一つのデバイスとしか接続しないという使い方の場合は問題ありませんが、そうではないのならデメリットと言えます。

AnkerのSoundcore Liverty4なら2つのデバイスでのマルチポイント接続が可能ですが、Air3 Deluxe HSに比べて値段が倍違います。

同じくSonyのWF-1000XM4もマルチポイント対応になりましたが、こちらはAir3 Deluxe HSの約4倍の値段になります。

そもそもマルチポイント接続は不要という人も多いと思うので、このあたりは用途に応じて選択という事になるでしょう。

ビジネス用途の使い勝手

ここ最近の社会情勢によって、直接人と会って話しをしたり講義や研修を受けたりという機会が減り、代わりに電話・オンラインミーティングでの交流が増えています。

今回、Air3 Deluxe HSを試用するにあたり一番気になっていたのはマイクがどの程度使えるかという点です。

1週間使ってみて、マイクに関しては申し分なしでした。
特にガラホのP-01Jに接続して誰かと話す機会が多かったのですが、一切何の支障もなく快適に通話が出来ます。

上述したように、非常に軽くて付け心地がいいので長時間耳につけっぱなしでも痛くなったりしません。あとケースから取り出してからの接続も早い。

おかげで仕事用に、これまでのハンズフリーのヘッドセットからAir3 Deluxe HSに乗り換える事にしました。そのレベルで使いやすいイヤホンです。