Adobe Acrobat11とWord2013を使っている環境で、ある日急に「Adobe PDFファイルが見つかりません」というエラーが出てWord文書をPDF化できなくなったので対処してみました。
環境はWindows10 pro 64bit。
Adobe Acrobat11とoffice2013がインストールされている状況です。
「ある日急に」という表現を使っていますが、おそらくこうではないかという原因は思いついています。その近辺で大きくパソコンで変更があったことといえば、Windows10のAnniversary Update。検証したわけではありませんが、それ以外の原因が考えつきません。
Acrobat PDFMakerのエラーでPDFファイルが作成できない
どういったエラー表示が出たのかといえばこんなやつです。
「Adobe PDF」リソースファイルが見つかりません。
"Acrobat PDFMaker"
これらのファイルをインストールするには、管理者権限が必要です。システム管理者にお問い合わせください。
どんな状況でこのエラーが表示されたかというと
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Wordファイルを直接PDF化しようとしたらエラー
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Acobat11でWordファイルを含めて「ファイルを結合」をすると途中のWordファイルをPDF化するところでエラー
以上の2つ。
Adobe PDFで印刷し応急処置
エラーが表示されたとき、Word文書を全くPDF化できなかったかといえばそうではありません。違う方法でPDF化は可能でした。このときは急ぎでWord文書をPDF化しなければいけなかったので、Wordの印刷機能からAdobe PDFで出力されるようにして対処しました。
こっちの方法では問題なくPDFといて出力可能。
Acrobatインストールの修復で解決
さて応急処置でどうにかできたのでその場は良かったものの、この状態を置いておくわけにはいきません。
おそらくなんらかの原因(多分Annivesary Update)でAcrobatの実行ファイルか構成ファイルが破損してしまっているのだと思います。
こんなときの対処法としてすぐできる事が一つ。
「Acrobatインストールの修復」を行います。
まずAcrobat11を立ち上げ、「ヘルプ」→「Acrobatインストールの修復」。
修復インストールが開始されます。
処理が終わるとパソコンの再起動をするように案内が表示されます。
指示どおり再起動。
試してみると、無事に今まで通りエラーが表示されずPDF化できるようになりました。