高機能メーラーThunderbird
このブログでもたびたび記事にしている通り、非常に便利に使わせていただいています。
実際利用しているのはThunderbird Portableで、フォルダ毎Dropboxに突っ込むという運用方法ですが。
そんなThunderbirdですが、ここ数日ネットで話題です。
どうも噂ではThunderbirdそのものが終了になるという話。
TwitterやFacebookなどで発言を拾っていくと、もう次の乗り換え先のメーラーを探さなきゃというような人もちらほら見受けられました。
ということでソースを確認すべくMozilla Japanのブログへ
読んでみると、なんとなく【Thunderbirdの開発終了】とは少し意味が違うように感じます。
あくまで個人的に要約してみると
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Thunderbirdに新機能を追加することは最優先事項ではなくなった
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セキュリティアップデートやバグ修正は今後行っていく
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開発を停止する訳ではなく、開発にかかわるリソースを別のところへ振り分ける
こんなところでしょうか。
「新機能の開発は当分やらないけれど、保守管理は行っていくよ」的なニュアンスです。
これって今と大して変わらない状況ですね。
Thunderbirdの場合、新機能を含む機能拡張については、本体での対応よりもどちらかと言えばアドインに求められるものであって、クライアントソフト自体にあんまり要求されていないと思います。
かつ、ここのところのメジャーアップデートの内容は、ほとんど内部のGeckoの更新のようなものばかりで、目立った機能更新もされていません。
サポートを完全に停止するというような話であれば、さすがにメールソフトの乗り換えを検討するレベルでしょうが、そちらは継続していくとのこと。
つまり、WindowsのOSが今からさらに先に進んでいっても(Windows8のように)、ちゃんと対応はしていくという事です。
やはりどう考えても、今と現状は変わらないでしょう。
出来れば、もうちょっと安定させて細かなバグを取り除いて欲しいところではありますが。
Google News website screenshot / Spencer E Holtaway
事実関係がある程度わかったので大手ネット系のニュースサイトを巡ってみると、微妙に記事が修正されている事に気づきます。
最初の頃は【Thunderbird終了!】のようなテンションだったのが、【Thunderbird新機能の開発が・・・終了】のような感じに、細かな文言が変更されていたりと。
何事も最初に見た情報だけで、脊髄反射しすぎない方がよさそうです。
それにしてもSNS系のユーザーって、一次ソースを確認しないまま情報を拡散させる方が、案外多いんですね。
ブログやサイトならともかく、TwitterやFacebookで拡散される情報は要出所確認なんだなとあらためて思います。
虚構新聞なんかを真に受ける人ってネタでしかいないと思っていましたが、この感じだとリアルにいそうで怖いです。