そろそろ夏が近づきPCの熱処理に悩まされる時期が開始。
PCを使い続けていると、自然にCPUファンに埃が溜まり熱処理が弱くなります。ある程度定期的に清掃を行っておかないと、これが原因で故障する事もあります。
自分が使用しているDell XPS M1210も気づけば半年以上全く何もしていなかったので、最近では普通の処理をしているだけで妙に熱を持つようになってしまいました。なんとなく動きも遅くなっています。
そこで今回は、発熱対策の一環として放置していたCPUファンの清掃をする事にしました。
Home office - suporte de laptop feito com caixa de papelão / wagnertamanaha
通常であればCPUファンを取り外すレベルまで分解してから清掃した方がいいのですが、DELLのこのタイプのノートはそこまでするのが結構大変です。
なのでとりあえずCPUファンに溜まっている埃を取り除くだけの、比較的手軽な簡易バージョンで清掃する事にしました。
用意するのはエアーダスター、マイナスドライバー、精密ドライバー。
ほとんど100円ショップで揃います。
事前準備。
電源は抜いてバッテリーを外しておきます。
まずはキーボードカバーを外していきます。
M1210の表側の右上に差し込み口のようなものがあります。
その差し込み口にマイナスドライバー等を突っ込み、カバーを外していきます。わりと傷が付きやすいので注意。写真ではマイナスドライバーの先にセロテープを巻いて保護しています。
力を入れすぎるとパキッと折れそうなので慎重に外していきます。
キーボード上部のカバーをはがすとネジが3ヶ所見えますので、これを外します。
これでキーボードが外れるようになります。
この段階では、PC本体とキーボードはまだコネクタで接続されたままなので引っ張らないように注意。
キーボードをひっくり返すとわかりますが、本体とはこの部分のみで接続されています。
このヒラヒラしたつまみを垂直に上へと引っ張ればコネクタは外れます。
抜けました。
キーボードが外れると、CPUファンが見えるようになります。
本来であればこの後他のカバーも外して完全に分解してしまった方がいいのですが、今回は簡易的にCPUファンを掃除するだけなのでこのまま清掃を行います。
M1210の仕組みとしては、裏側から吸気し、側面の排気口から熱を含んだ空気を吐き出す事によって本体が冷やされるようになっています。
※ここから先は埃が飛び散るので、出来れば室内より外で行った方がいいです。
まずは流れ通り裏面よりエアーを吹き付け。
これだけでもCPUファンに詰まっていた埃は結構とれてしまいます。
側面の排気口は中の方に埃が詰まっているので、こちらもエアーを吹き付けます。ただし、ここから吹き付けると普段と逆に空気が流れる事となり、ファンが逆回転します。場合によってはCPUファンを痛める原因になりますのであまりきつくは吹かないようにしましょう。
あとは表側からもエアーを吹き付けファン周りの埃を飛ばしておきます。
こちらも通常と逆に空気が流れる事になりますので、気を遣いながら吹きつけた方がいいです。
これで目に見える埃はだいたいなくなります。
SpeccyなどでPC本体の温度を計ってみると効果が体感できるでしょう。
なお、万が一M1210のCPUファンが壊れてしまった時は、アマゾンで探すと頻繁に出品されていますので意外とどうにかなります。
アマゾン検索 →M1210 CPUファン