SSDのディスクをひとつ処分する事になったのでデータの抹消を行ってみました。
HDDの場合は処分前にデータを復元できないようにしようと思うと何重にも上書きを行う必要がありましたが、SSDの場合はそこまで気を遣う事もありません。
SSDとHDDは中で行われている処理が全く違います。
細かい説明は省くとして、HDDならうっかり削除してしまったデータを復元させるのは比較的楽ですが、SSDの場合同じようにはいきません。
むしろうっかり削除してしまったファイルは復元できないと思っていた方がいいくらいです。
さて、今回の話でデータを削除するのはIntel SSD 330シリーズ。
様々なノートパソコンを乗り換えつつ使用していたもの。
これを外付けHDDケースでパソコンへ接続し、処理を行います。
行う処理はSecure Erase。
当初はIntel SSD Toolboxというユーティリティソフトを使用して行うつもりでしたが、どうもそれではうまくいかなかったので、以下そのあたりの覚え書きです。
→インテル® ダウンロード・センター
Intel SSD Toolboxでは外付けのSSDを認識しない
まず最初にintel純正のSSD用ユーティリティソフトIntel SSD Toolboxを使い、SSDの初期化を試してみました。
ケースにSSDを入れてパソコンと接続します。
使用しているパソコンはレッツノートのCF-N8。
内蔵しているSSDはA-DATAのSX900なのでCF-N8内で加増しているストレージに対してIntel SSD Toolboxで何か操作するという事はできません。
その状態でIntel SSD Toolboxを立ち上げてみます。
ところが画面を表示させてみたところ、このように外付けのIntel製SSDを認識していません。
最初はCF-N8、もしくはA-DATA製のSSDを使っているパソコンに接続しているのが原因なのかと思いました。そこで別の内蔵SSDにIntel製のものを使用しているノートパソコンに接続してみたところ、こちらでも外付けのSSDを認識してきれません。
ただし接続不良なのではなくコンピューターの管理画面でみると、パソコンとしては外付けのSSDをちゃんんとディスクとして認識しているのがわかります。
どうやらIntel SSD Toolboxからのみ外付けのSSDが認識できません。
いろいろ検索してみた結果、どうもIntel SSD Toolboxはそういう仕様のようです。
これではどうしようもありません。
そこで別の方法をとる事にしました。
TxBENCHを使ってSecure Eraseを行う
別の方法とは、以前に一度やったことのあるTxBENCHを使用してSSDのデータ抹消を行うという方法です。
やり方は以前の記事↑に書いた通り。
配布サイトよりTxBENCHのZIPファイルをダウンロードしてきて解凍、起動。
そして外付けのSSDに対してSecure Eraseを実行。
と思ったらどちらも動かなかったので一番下の「上書き消去」を実行します。
データ消去を開始。
終了。
これでどうにかSSDのデータ削除が完了しました。