さて、日頃メインブラウザとしてすっかり馴染んでしまったSleipnir4ですが、ここ最近全然アップデートしなかったので何かあったのかな?と思っていたところ、どうやらメジャーバージョンアップの準備をしていたようです。

本日、新しくSleipnir5となってFenrirより公開されました。

旧Sleipnirに比べて何がどう変わったのかについては、あちこちのウェブ系メディアで一斉に紹介されていましたので、そのあたりを読めば概要は大体わかると思います。

フォントが美しくなったどうこうはさておき(Windowsを使っている以上フォントの綺麗さは諦めているので)、UIや機能がどの程度変わったのか気になるところです。

インストールとデータの引継ぎ

早速インストールして様子をうかがってみます。
まず公式サイトよりexeファイルをダウンロード

ダブルクリックでインストール開始。

インストールの際に他のブラウザから色々設定を引き継げます。
今回はSleipnir4から設定を引き継ぐ事にしました。

ただし引き継げる内容は

  • ブックマーク

  • 履歴

  • 拡張機能

  • ログイン情報

  • Cookie

のみのようです。

残念な事にマウスジェスチャーの設定は受け渡されない様子。
これは後で自分で設定しなおすしかないでしょう。

と言うことでインストール終了。
旧バージョンのSleipnirと同じように上書きインストールはされませんので、Sleipnir4とSleipnir5の共存が可能です。

立ち上げてみます。

率直な感想としては「何だかSafariっぽい」です。
どことなくMac風なデザイン。

なお、Sleipnir4でインストールしていたChrome拡張機能もそのまま引き継いでくれています。これはかなり助かります。

ただしCreate Linkの設定は引き継がれずデフォルトに戻っていました。設定し直しが必要です。

同じくChrome拡張機能のSpeed dial2も登録していたサイトなどが引き継がれておらず、オプションを含めて最初からもう一度設定しなければなりません。

Chrome拡張機能については全て同じようです。

Sleipnir5 for Windowsの外観

Sleipnir4に比べると外観がずいぶん変更されていました。

アドレスバーがなくなっており、開いているページのURLは右上に小さく表示されるようになっています。

もしURLをコピペや編集したくなった時は、表示されているURLをクリックすると編集やコピペ可能になります。

検索ボックスは一見小さく見えますが、キーワードを打ち込むとこのように様々なボタンが表示され、SleipnirでおなじみのAmazon内検索や楽天内検索、ブックマーク検索などが行えるようになっています。

そしてこちらもおなじみ「a キーワード」でアマゾン内検索になったり、「r キーワード」で楽天内検索になるショートカットも健在です。

大きく変わったのはこのタブの表示。
テキストではなくサムネイルで表示されるようになっています。

これはどうでしょう?
使い込んでみるとものすごく役立つのかもしれません。
しかし、テキストでページ名が表示される仕様のタブに慣れている自分としては、今のところ違和感しかないです。

なので評価については少し様子見。

感想

Sleipnirに馴染んでいるからというのもありますが、このSleipnir5はなかなか面白そうなブラウザです。

ただSleipnirの代名詞ともいえる(勝手に思っているだけですが)SuperDrag Extensionの機能がありません。たぶん旧バージョンのSleipnirの時と同じように後から実装されるのでしょう。

おそらくまだ完成品ではないと思いますので、Sleipnir3や4の時と同じく、これから時間をかけて新機能付きでバージョンアップしていくものと思います。

SuperDrag Extensionがない以上、今のところメインブラウザとしては使えませんが、色々と弄ってみると楽しそうなのでSleipnir4と併用しながら使っていく予定です。

なお今回Sleipnir5をインストールした際、ながらく放置気味だったSleipnir2を、いい機会だったので完全にアンインストールしました。