今年も11月に入り、街中の文房具屋さんや書店も手帳シーズンまっただ中です。

そんなお店の手帳コーナーの片隅で時々見かけるこんな卓上グッズ。

卓上タイプ

テンミニッツというステーショナリーを利用する為の商品です。

このテンミニッツという商品、自分自身も付箋を非常によく使うという事もあり以前から非常に気になっていました。

そこで今回読んでみたのがこちらの本。

目次
第1章 みんなができるタイムマネジメントを
第2章 それを「いつするか」決める
第3章 時間は止まってくれない
第4章 目に見えないものは整理できない
第5章 簡単だから習慣にできる
第6章 期限がないことに締切をつくる
第7章 カタチ化で感覚的に計画を立てる
第8章 それは、ある日突然やってくる

テンミニッツとは、いくつかの種類のフィルム付箋とそれを貼るシートもしくは手帳を組み合わせた仕事術のこと。やらなければならないことを簡単に「カタチ」として見える化してくれます。

この本の著者はテンミニッツという商品を作り出したカンミ堂の代表取締役。テンミニッツの誕生、何故作り出そうとしたのか、またその活用術などが詳細にまとめられています。実際に使用するにあたっては巻末の【トリセツ】などは非常に有効なものとなるでしょう。

一見この商品の紹介本なのかな?と思いがちですが、読んでみるとテンミニッツそのものよりも、著者の仕事術自体が非常に参考になります。

むしろそっちの方がメインでいいくらいです。

いくつかの章を抜き出してみると

  • 小さく行動してみて感触をたしかめる

  • 多くの人が急な変更に弱い理由

  • 成果を出し続ける=たんたんと仕事を進める

  • 完璧を求めすぎない、はりきりすぎない

  • 先延ばしはクオリティ低下やトラブルの原因

  • テンミニッツは「とりかかれない病」の特効ワクチン

  • 似ているようで違う「見える化」と「カタチ化」

などなど

要は付箋にやるべき事を全て書き出し、それを時間の中に放り込んでいくというやり方なので、GTDの手法にもすぐに応用できます。

テンミニッツ自体を使うか使わないかは置いておくとしても、仕事管理術を学ぶ意味で一読していて損はない本だと言えます。