目次
はじめに-マインドマップを活用できる人の共通点
第0章 マインドマップとは何か?
第1章 マインドマップのルールなんて気にするな!
第2章 「目的」と「目標」の違いを知ることは、マインドマップ習得に不可欠
第3章 情報加速化社会におけるマインドマップ「六つの使い方」
第4章 シーン別 マインドマップ活用術
第5章 あらゆる場面に活かせるマインドマップ

最近マインドマップもどきにとても興味が湧いているので、ちょこちょここのような本を読んでいます。

放射状に思考を伸ばしていくマインドマップは非常に便利なツールだと思いますが、そのあまりに面倒なルールの為、自己流やちょっと試しにチャレンジしようとしても気持ちいいぐらいやる気を奪ってくれます。

書くべき内容があっても、いざ手を付けるのに果てしなく時間がかかり、結局挫折。
そのあたり、マインドマップが「はやっているように煽られるものの結局はやらない」、「使いこなしているのは一部の突出した人だけ」という昨今のFacebookのごとき様相を呈している原因ではないかと思います。

しかし、役立つツールであることは確か。
ならば一度そのルールの枠を抜け出し、自分にあったマインドマップの書き方で自分の使いたいように使ってみようというのがこの本の趣旨。

第1章4項において【自己流マインドマップをかくための方法】として、以下のように著者はルールの逸脱を勧めています。

  • イラストをさぼろう

  • 単語にこだわらない

  • 道具にこだわらない

  • 勝手な工夫を加える

  • どこにでもかき足す

  • 下書きと割り切る

この主張に従ってマップ作成にとりかかると、とにかく迅速にマップをかくことが出来ます。
とりあえず手を付けておきたい時には最適。
本格的なマップをかきたいのであれば、ある程度かき慣れてから随時必要なルールだけ追加していく方がどう考えても理解が早まります。

しかしここまでいくともう「マインドマップ」という名称は使えません。
そういう意味では、以前に紹介したアイデアマップとも内容が似ています。

ただアイデアマップに比べてこちらの方は純国産であり(アイデアマップは事例が海外のものしかない)、第3章以降でシーン別の活用事例も豊富に掲載されているので、環境にもよりますがすぐに応用できるのえはないかと思います。