長らく格安SIMとしてMVNOのDMM mobileを利用していましたがFREETELのSIMに変更することにしました。
料金や通信速度に不満があったわけではありません。むしろ料金体系の柔軟性はなかなか他にないものだと思っています。
変更しようと思った主な理由はSIMカードのサイズを変えたかったというものです。
現在使用しているDMM mobileでのSIMカードのサイズはmicroSIM。しかし新しいスマホやタブレットは、ほとんどがもうひとつ小さなnanoSIMを利用するようになってきています。
ですので、そろそろnanoSIMに変更しておきたかったのです。
目次
DMM mobileはカードのサイズ変更に難あり
なら同じDMM mobileでSIMカードのサイズを変更すればよかったのにという話なのですが、それには少し問題がありました。
DMM mobileでSIMカードのサイズ変更を申し込むと新しいカードが送付されてきます。これは新規発行扱いになるため、新しいSIMカードの準備ができた段階で今までのSIMカードの利用が停止されてしまいます。
自分の場合、通話SIMは使わないのでデータ専用SIMになりますが、それでも「新しいSIMカードの利用開始予定日の前日に利用中のSIMカードが停止」とされています。
そもそも利用開始予定日にこちらへちゃんとSIMカードが届いているか保証はありませんし、仮に届いても自分がそれを受け取って設定できる環境にあるかわかりません。
つまり、通信ができない期間が存在してしまうのです。
これが一人で複数の契約ができるのなら一月くらい契約期間が被って構わないので、SIMカードが使えない期間をなくすようにして変更するのですが、残念なことにDMM mobileは同一人物の複数契約を認めていません。
他者のMVNOでは一人で複数の契約ができるところもあります。
DMMにも要望はでているらしいのですが、今のところ対応する様子はなし。
それに加え新しいSIMカードの発行には3000円かかります。
この3000円は他社でSIMカードのサイズ変更するときもかかるので仕方がないといえば仕方がないものです。
以上のことを考えると、どうせ3000円かかることになるなら別会社のMVNOに変更したほうが利用できない空白期間も発生しないし、いいかと思った次第。
移行先はFREETEL
移行先として選んだのはFREETELです。
FREETELには「使った分だけ安心プラン」という月の使用量に応じて料金が変動するプランがあります。
→FREETEL SIM|料金・プラン|FREETEL(フリーテル)
月によって通信量の多いときと少ないときの差が激しかったので、自分の使い方だとちょうど良さそうだなという感じで選びました。
あとはFREETELが昨年くらいにアフィリエイトから撤退し、その結果ブログなどであまり紹介されることも減りつつある気がしています。そのためユーザーが少なそうなイメージだったので、ある程度の通信スピードも維持されているのではないかという期待もあったりします。
FREETELに申込み
まずはFREETELのSIMカードを入手。
AmazonなどでもSIMカードは購入できますが、特に安く売っているわけでもないので公式のFREETEL eSHOPから申し込んでいきました。
→FREETEL(フリーテル)|高速通信SIMカードと高品質SIMフリー端末/格安スマホ
FREETEL eSHOPで申し込んだ場合は、その段階で住所やクレジットカード情報も入力し、IDの作成まで行います。
今回は、「使った分だけ安心プラン」のSMS付きNanoSIMを注文。
数日後、SIMカード到着。
案内の冊子などと一緒にNanoSIMカードが入っています。
ドコモ系のSIMなので例のピンクの水玉模様みたいなデザインのカードかと思ったのですが、真っ白のカードになっていました。いつの間にか変わったのでしょうか。
「SIM番号が存在しません」というエラーが表示
SIMカードが届いたのでまずは利用登録。
→FREETEL SIMパッケージ版をご購入の方
FREETEL IDはSIMカードを申し込んだときに作成したものを入力します。家電量販店やAmazon等でSIMカードを購入したときはここでIDを作成するのだと思います。
IDはすでにあるのであとは届いたカードに記載されている内容を入力していきます。
すると「SIM番号が存在しません」というエラーが。
しかしどう確認しても入力した番号等は間違いありません。
とはいえ利用登録がここで進まなくなってしまうので、どうにかする必要があります。
検索するとこんなページを発見。
→パッケージ利用登録をしたら、「製造番号が存在しません」とエラーが出ます。 | FREETEL(フリーテル)
どうもFREETEL eSHOPでSIMカードを申し込んだ場合は、注文時点で利用登録もされているらしく、届いてから手続きをする必要がないみたいです。
できればそれはもう少しわかりやすくどこかに書いていて欲しかったところです。検索しているときにもここで困っている人のブログがいくつもあったので、多くの人がわかりにくかったのでしょう。
せめて案内も「SIM番号が存在しません」ではなく「このSIM番号はすでに登録されています」くらいの内容ならよかったのに。
とりあえず、届いたSIMカードはそのままスマホに装着すればいい様子です。
Nexus5でAPN設定
今のところ手持ちのNexus5がSIMを挿していない状態だったので、これにSIMカードを挿して設定し、しばらく運用することにしました。
ちなみにNexus5に装着できるSIMカードのサイズはmicroSIM。
今回購入したFREETELのSIMカードのサイズはnanoSIMなので本来より小さいサイズとなります。このままではSIMスロットに刺さりませんのでアダプタを使って大きさを調整。
nanoSIM → microSIMへとサイズ変更。
裏面も付属のシールでちゃんと固定。
あとはNexus5のSIMスロットに差し込むだけ。
SIMを挿したらNexus5の電源を入れてAPN設定。
これは同梱されていた案内の用紙を見れば問題なくできます。格安SIMを今まで使ったことのある人なら何も難しいことはないでしょう。
APN接続の手順についてはネットでも確認できます。
→端末別APN設定方法|高速の通信速度と充実の料金プラン FREETEL(フリーテル)の格安SIMカード
実際やってみて問題なく接続できました。
専用アプリをインストール
FREETELでの登録・契約情報、毎月の利用料金などは公式ページのマイページから確認ができます。それ以外にも専用アプリを使ってモバイル端末から確認も可能です。
→FREETEL マイページアプリ - Google Play の Android アプリ
このアプリを使うことにより、SIMサービスの節約モードの切り替え(ON・OFF)ができるようになります。「節約モードの切り替え」とは何かというと、ようするにLTEのON・OFFです。
OFFにする事により最大速度が200kbpsになりますがデータ通信残量を消費しなくなります。FREETELの「使った分だけ安心プラン」は使用したデータ量によって料金が変化しますから、価格の切り替わるギリギリの際の調整などにこういった機能は非常に役立ちます。
以前はパソコンのマイページからしかこの切り替えはできなかったらしいですが、アプリが公開されてから手元ですぐに切り替えができるようになって便利。
解約について
DMM mobileから切り替えてしばらくはFREETELでやっていくつもりです。
ですがいつか解約するときはくると思います。
そんな時のためのメモ。
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解約は毎月20日までに申込み
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解約してもその月の末日まで使用可
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SIMカードは返却が必要
だいたいこのあたりを把握しておけば問題はないかなと。
あとは契約途中での「使った分だけ安心プラン」から「定額プラン」への変更も可能。この場合は毎月25日までに変更申込みの必要あり。手数料は税別500円。
ただし逆の「定額プラン」から「使った分だけ安心プラン」への変更は不可。