先日の記事の続きのようなもの。
スーツを着ている時以外はたいていロディアNo.11を持ち歩いていますが、ずっと悩みどころだったのが一緒に持ち歩くペンについて。

ロディアの中でもNo.11(A7サイズ)は一番定番の大きさで、様々な専用カバーが販売されています。もちろん生身で持ち歩いてもいいのですが、どうしてもポケットに突っ込んであちこち持ち歩いていると汚れたりしますので、カバーやケースを使用している人は多いと思います。

またカバーを利用する事の利点の一つにペン挿し(ペンホルダー)がついている事が上げられます。なかには本当にカバーだけでペンホルダーがないものもありますが、ほとんどの物はペンを挿せるようになっています。

やはりいざという時にメモ用紙だけあって書く物がないでは困るので、メモパッドと筆記用具は常にセットになっている方が望ましいです。

では実際どのペンをロディアNo.11にセットして持ち歩くといいのかという話。
通常サイズの筆記用具の場合、あきらかに長さが違いますのでA7サイズのブロックメモと一緒にポケットに突っ込んでおくといった持ち運びができません。

必要なのは、ロディアNo.11と同じかそれより短いもの。

手帳用の短いサイズのペンもありますが、そういった物は長さはあっている代わりに今度は細すぎて、実際に何かを書く場面で非常に扱いにくかったりします。

油性ボールペンに短いサイズのものは多いけれどあまり使い勝手がよくなかった

一番最初にロディアNo.11を手に入れた時から一緒に持ち歩く用の専用ペンをあれこれ探し、試していました。
油性ボールペンに限ればちょうどいいサイズのものが結構あります。

例えばトンボのREPORTER4 COMPACT

同じくトンボの頑丈な加圧式ボールペン、エアプレス

これ以外にはゼブラのスライド式伸縮ボールペンSL-F1ミニ。
持ってたんですけど、どこかへ行ってしまったようで写真はなし。

いつの間にか販売が終了していた三菱鉛筆のジャンポップなど。

それから購入していませんが、LAMYのscribleなどもサイズ的には合うかと思います。

でもスクリブルは値段的にそこそこの金額になる事もあり、後ろポケットに入れっぱなしで持ち運ぶ、という取り扱いをするには少し難しいかもしれません。

これら以外にも、伸縮するギミックをもったものや短めのボールペンは探せば色々あります。
ただどれも常用には至りませんでした。

その理由はたった1つ、油性ボールペンだからです。

昔から筆圧が弱いため、普段ほとんど水性かゲルインキのボールペンしか使っていない自分にとって、特に不安定な場所で使用する事が予想されるメモ用ボールペンとして油性のものを使うという選択肢は難しいものでした。

とはいえ食わず嫌いもよくないので、上述したようにいくつか購入して実際に使ってみようとしたのですが、やはり合いませんでした。

油性ボールペンの特徴である書き出しがほぼ必ずかすれるというのも急いでさっとメモを取るという用途には不向きに思います。
ジェットストリームあたりの書き味ならまだいけそうな気もしますが、残念ながらジェストには手帳サイズの短い物は存在しません。

短いサイズで水性かゲルインクのペンが理想

そんな感じで色々試していると、これはいけるかもというペンにたどり着きました。
それはパイロットから出ていたポッケルというゲルインキボールペン。

これがサイズ的にもロディアNo.11にぴったり。
しかもゲルインキなので書き出しがかすれる事もなく、かつはっきりとした発色なのでメモ用ペンとしても最適でした。

ただし非常に残念な事にこのゲルインキボールペンは製造が終了しています。
まだアマゾンあたりで検索すれば販売はされていますが在庫がなくなり次第終了でしょう。

アマゾン検索→ 「ポッケル

しかも現時点で黒のカラーがありません。
ポッケルのライトブルーをロディアとともに携帯していましたが、在庫の問題により使い続けられるかといえば先行き難しいところです。

どうもこのサイズの水性やゲルインクのボールペンというのは、発売はされるもののそこまで売れないのか、しばらくすると製造終了しているものが非常に多いです。

そんな中、結局かろうじてまだ売っている短めのゲルインクボールペンとして見つけたのがこちら。STAPLES(ステープルズ)のミニゲルボールペン。

0.8mmとちょっと太めのペン先なので文字がくっきりと書けます。
なお一本単位では売っていないので最低12本セットから。

黒一色だけでなく12カラーの詰め合わせもあります。
というか自分の行動範囲ではこっちの詰め合わせの方しか売っていませんでした。

しばらくステープルズのミニゲルボールペンを使ってみて、かなりロディアと相性がよかったのでしばらくはポッケルと平行して使い続けてみようと思っています。

一つだけ難点をいうとすれば、それはやはりキャップ式であるという事です。
やはりさっと取り出して何かをメモするという場面においてはノック式の方が使い勝手が上です。

それにキャップ式であるのならばパイロットのペチット1のようなミニ万年筆でもいいような気もしたり。サイズ的にも。

そう考えるとやはりポッケルの使い心地が一番ではないかと思います。
ただ何度も書いているようにポッケルは在庫切れ。
なかなかこれしかないという決定的な1品にたどり着くのは難しいようです。