一昔前は、デジカメで撮った写真を他のハードに移そうとすればケーブルを使うかメモリーカードを抜き差しして移行させるしかありませんでした。
ところが最近ではその事情が変わってきています。
それはEye-Fi MobiやFlashAirといったワイヤレス通信が可能なメモリーカードが登場したからです。
Eye-Fi Card, the card reader / bfishadow
これらのSDカードはただ挿すだけで普通のデジカメをWi-Fiカメラに変えてくれます。設定すれば、写真を撮るだけで自動的にパソコンやモバイル端末へと画像を転送してくれるのです。
ただしすべてのデジカメで使えるというわけでもなく、対応していないデジカメもあります。また対応していなかったデジカメでも、ファームウェアをアップデートする事によって無線LAN SDカードが使えるようになるものもあったりします。
すっかり値段がこなれた事により最近入手したこちらのデジカメCASIO EX-ZR15ですが
こちらはそのまま後者に当てはまります。
元々無線LAN SDカードには対応していない機種でしたが、ファームウェアを最新のものにする事によってEye-Wi等の使用が可能になるとのこと。
ということで、早速ファームウェアをアップデートする事にしました。
ちなみにファームウェアは一度バージョンアップしてしまうと元に戻せないそうです。
ファームウェアのバージョンを確認
MENUボタンを押しながら電源をいれると液晶画面にバージョン情報が表示されます。
確認してみるとver.1.00でした。
公式サイトより最新のファームウェアを入手
CASIOのファームウェア配布ページより最新バージョンをダウンロードします。
現時点(2013/10)の最新版はver.1.02です。
ついでにこのバージョンアップに伴う新しい取扱説明書もダウンロードして保存しておきましょう。
exeファイルは15MBくらいあるのでダウンロードにちょっと時間がかかります。
ファームウェアをEX-ZR15へインストール
ダウンロードしたexeファイルをダブルクリック
自己解凍されEX-ZR15.binというファイルが現れます。
このファイルをSDカードのルート(一番上の階層)にコピーして、その後EX-ZR15に挿します。
再びカメラのMENUボタンを押したまま電源を入れます。
【PROGRAM UPDATE】と表示されれば「YES」を選んでSETボタンを押します。
しばらく【NOW LOADING】と表示されますので少し待っておきます。
インストールが終了すれば【COMPLETE】と言う表示に変更されます。
ここで一度電源を切ります。
正常にインストールが完了していれば先ほどのEX-ZR15.binファイルは削除してしまって構わないそうです。
これでEye-FiやFlash Air等のワイヤレス通信が可能なSDカードを使用できるようになりました。