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2016-06-29

2016年のEvernote価格改定で3年版プレミアムパックの安さが際立ってきたという話

少し前からEvernoteの有料プランが変更になるという話がでていましたが、この6/29の明け方、明け方というか夜中?に新料金プランが発表されました。
Evernote の価格プランの改定について – Evernote日本語版ブログ

2017-2-28まで2000本限定でEvernoteプレミアムパック3年版が9800円
Evernoteプレミアムパック3年版 | ソースネクスト

Evernote Meetup Paris
Evernote Meetup Paris / Heisenberg Media

まず、プラン毎の機能的な違いに関してはほぼ従来のままです。

アップロード容量やPDF内検索なども変更なし。
ただ無料プラン(ベーシック)に台数制限と有料の2つのプランで値上げが行われました。

2016年6月からのEvernote新料金プラン

それぞれ何が変わったのか比較。

ベーシック

ベーシックは無料のままですが、ノートを同期できる端末数が2台まで、という制限ができました。2台のパソコンで使うかもしくは1台のパソコンと1台のスマホで使うかというような形。

ただしWebアプリ版のEvernoteについては特にアクセスできる端末の台数に制限があるわけではありませんので、従来通り何台の端末からでも閲覧等が可能です。

加えて、新機能として今まで有料プランのみに提供されていたモバイル端末におけるパスコードロック機能が無料のベーシックプランでも使えるようになりました。

Evernoteプラス

プラスプランは普通に値上げです。

月額240円 → 月額360円
年額2000円 → 年額3100円

月々だと120円、年払いでは1100円のアップ。

Evernoteプレミアム

プレミアムプランも値上げ。

月額480円 → 月額600円
年額4000円 → 年額5200円

こちらも月にして120円、年払いで1200円の料金アップ。

Evernoteビジネス

上記3つのプラン以外に、一般の人にはあまり関係ありませんが、法人や事業主など複数の人間が共同作業することを前提に機能が設計されているビジネスプランというものがあります。

このEvernoteビジネスプランですが、こっちは今回の改定にかかわらず料金はそのままです。そもそも1ユーザー月1100円というのが基本の料金なのでこれ以上料金が変更になるということは今のところないでしょう。

ついでに余談ですが、アメリカのEvernnoteも値上げをしておりこちらは日本よりは料金の上げ幅が広くなっております。
Introducing Evernote Plus and the new Evernote Premium – Evernote Blog

プラスプラン
月額2.99ドル → 月額3.99ドル
年額24.99ドル → 月額34.99ドル

プレミアムプラン
月額5.99ドル → 月額7.99ドル
年額49.99ドル → 年額69.99ドル

プレミアムプランを見ると日本円に換算して月200円か年払いなら2000円くらい値上がり。

海外のサービスやプロダクトって日本で展開するときに何故か日本だけ価格が高くなるイメージがあったのですが(スマホとか特に)、日本のほうが安いというのはちょっと珍しい気もします。
でもAmazonプライムも日本のほうが安いか。

ベーシックプランの制限は世の中の流れ

自分の場合はここ数年ずっとプレミアムプランのまま。
月々アップする容量は多くても100MBいくかいかないかくらいなので、月間アップロード容量はそんな必要ではありません。

年間5200円はそこまで高く感じない

ただ何より便利なのがPDFやWordなどの中の文字列まで検索してくれる機能。
名刺なんかもScanSnapで取り込んで全部Evernoteにアップし、必要なときに後から検索するという使い方をしているので、今更整理して分類とかできるわけもなく、なくなれば支障をきたしてしまいます。

名刺のみならず資料のPDFファイル等もあまりノートブックでフォルダ分け的なことも考えず、とにかく突っ込んでおいて後から検索という使い方なので。

一時期このOCR検索機能をGoogle Driveで引き継げないかと試したこともありましたが、やはりEvernoteのほうが馴染んだせいか使い勝手がよくやっぱりEvernoteでという感じで戻ってくること何度か。

似たような事例で突然MicrosoftのOneNoteが使いたくなり、Evernoteからの移行を検討したことも何度かありますが、結局やっぱりこっちのほうが使いやすいという理由で、今にいたるまでEvernoteに居着いてしまってます。

自分の使っている状況でいきますと、今の価格+年間1200円アップというのはそれほど高すぎる感じもしません。ですので今の段階では今回の料金改定後も継続して使い続けるつもりです。

無料プランの同期台数制限は仕方がない

今回の価格改定の発表があった後、Twitterなどを「Evernote」で検索してみると様々な意見が飛び交っています。
この件に限らず何かが起きたときは否定・批判の声のほうが大きくかつ目に付きやすいので、どうしても反対の意見ばかりが目に飛び込んできます。でもよく見ると肯定的な意見もそれなりに。

数年前、DropboxやEvernoteが大々的にもてはやされていた頃、似た感じの後続オンラインストレージサービスがどんどん登場しました。
どこのサービスも無料でかなりの容量のストレージを使用することができ、無料版で初期2GBしか使用できないDropboxがかすんで見えたほどです。

しかし時が経つにつれほとんどのサービスが無料ユーザーの使用を制限しはじめています。なかにはサービス自体がなくなったところもあったり。
例えば自分も一時期使っていたSugarSyncなどは現在有料ユーザーのみが使用でき、30日間の無料体験期間をのぞけば無料で使える部分はなくなってしまいました。

Comparing the OLPC, an old Psion Series 7 and a Thinkpad X31 (w. Ubuntu)
Comparing the OLPC, an old Psion Series 7 and a Thinkpad X31 (w. Ubuntu) / Eirik Newth

どのクラウドサービスもまずは無料で会員になってもらい、その後もっと大きな容量で・もっと便利な機能を使いたいというユーザーには課金してもらうという形でマネタイズするつもりだったのだと思います。

こういったクラウドストレージサービスに限らず、ネットの世界は一部の有料ユーザーの課金によって大多数の無課金ユーザーのサービスが支えられるという図式で成り立っています。ソシャゲやネトゲの界隈はそれが非常に顕著。

今までもそうですし、これからもそこは変わらないでしょう。

ただそれもある程度限界がきたかなという感じです。
思ったよりも有料ユーザーになる数が少なく、サービス自体が維持できなくなってきたのが現実。

Evernote Taiwan User Meetup
Evernote Taiwan User Meetup / othree

Evernoteに関して言えば、今まで無料会員なのに制限がなさすぎたというかできることが多すぎました。結構長い間プレミアムに入っていますが、「これもしかしてベーシックプランでもやっていけるんじゃないかな?」と考えたことは何度かあります。

このサービス、できればずっと続いて欲しいので半ばお布施気分で課金していたものの、ベーシックとプレミアム(昔はプラスがなかったので)の差をそこまで感じられなかったのも事実。

今回、有料プランと無料プランでかなり明確に差ができましたが、それはそれでよかったのかなという気もします。若干物事の順序が逆な感じもしなくもないですが。

無料プランには広告を表示させればいいのに、といった意見も多々見受けられましたが、これは裏を返せば自分は絶対お金払わない宣言みたいなものなので、そういったユーザーを長期に抱え込むと本当に大変でしょう。

Evernoteは広告を表示したりノートに入力されたデータを別目的で利用したりしないと公言しているので(これらはGoogleがやってること)、そうであれば有料プランの値上げと無料プランの制限はサービス存続のために必然としかいいようがありません。

どうしても無料がいいのなら他のサービスも

本当に簡単なメモアプリとして使っていたのなら年間3000円でも高いと感じる場合もあるでしょう。そのときは似たような同期メモアプリを探し移行するのが最善。

完全にメモソフトとして使うならやはりGoogle Keepがおすすめ。
テキストメモや写真・音声メモの共有しかできませんがそれ目的なら余計な機能がない分、むしろ使いやすいです。
Google Keep

Google Keepは一見Evernoteに似ていますが、中身はかなり違うので用途に合わせて選んでいけばいいでしょう。それから当然Googleのフリーサービスなので、メモした内容はしっかり覗かれているという認識も持っておけば完璧。

それからこういった時によく名を挙げられるのはMicrosftのOneNote。
Microsftもこの分野のライバルとして捉えているようで「OneNote Importer」というEvernoteから移行する用のツールまで用意しています。
Microsoft OneNote | デバイスに対応したデジタル ノート作成アプリ

ただOneNoteを使って行くには注意点が2つ。
機能的な違いについてはちょっと置いておきます。

まず1つはMicrosftも別に無課金ユーザーに優しいわけではないということ。
記憶に新しいのがクラウドストレージサービスのOneDrive。
アカウントを作成すればずっと15GB分の容量を使えたはずが、2016年になってこれが急に5GBに縮小されることになりました。

数々クレームがあったようで、申請すれば今まで15GB使えていたユーザーはそのまま維持できるようになりましたが、現在新しくアカウントを作成しても無料会員は5GBまでしか使えません。

このように、OneNoteも無料会員に対していつ制限やサービスの改悪がされるかわかりません。過去のOneDriveの流れから見ても先々なにがしかの変更があるであろうと考えるのは当然の話だと思います。

そしてもう1つ。
これはあまりユーザー側には関係のない話。
上述したようにOneNoteはEvernoteからユーザーを取り込もうとしていますが、Evernoteで課金しなかったユーザーはOneNoteに移ってきたところでお金を落とす可能性は限りなく低いです。

今回の件でTwirtterなどを検索しても「ベーシックプランが改悪されたので他のサービスへ移行する」という声がかなりあちこちにありましたが、おそらくそういったユーザーは移行した先で内容が変更されればまた違うサービスへと引っ越していくだけ。

その先で有料会員になることは、ないとは言い切りませんが限りなく0に近いのではないでしょうか。

OneNoteが現在Evernoteを使用中であるところのこの辺のユーザーを取り込んだ場合、増えるのはおそらく負担ばかり。この層に対してのマネタイズは本当に難しいと思います。

本来なら、現在Evernoteで有料会員であったユーザーが今回の料金改定で納得ができなく移行してくるところを捕まえられれば一番いいのでしょうが、それはなかなか難しそうです。

というのも、これまでEvernoteの有料プランに入りそこそこヘビーに使ってきた人が、年間1200円くらいの支出増で文句を言い出すイメージが浮かびにくいからです。

ただこれはあくまでイメージなので身近にデータやソースが存在するわけでもなく、本当に想像だけです。

なんとなくEvernoteを使いこんでいる人というのはライフハックや仕事術などの話が好きな意識高い系、もしくは本当に意識の高い人が多そうなので、そんな人達は多分収入もそれなりにあるはず、おそらく。

ならばちょっとくらい料金があがったところで、「1200円高くなったからよそへ移るわ」みたいなことにはならないでしょう、多分。

3年版プレミアムパックのお得感が増してきた

さてここからが本題。
ここに至るまでは単なる枕話です。

有料でプレミアム会員を続けていこうと考えた時。
Evernoteの有料プランの購入方法にはいくつか方法があります。

Evernoteから直接購入する方法、GooglePlayやiTunesなどのモバイル決済サービスを使う方法など。それ以外にも様々。

今まで一番お得だったのはソースネクストから販売されているプレミアムパックを購入する方法でした。これが一番格安。

しかしこのプレミアムパック、結構在庫切れの期間が長くしばらく販売が止まっているような状態でした。

それだけでなくソースネクストが「今の在庫がなくなったら販売を終了する」というのをどこかで聞いたような気がしていたので、てっきりこの商品はなくなったものだと勘違いしていたのですが、最近見たところまた在庫が復活しているようです。

ちなみにアマゾンでは今でもずっと在庫が切れたまま。
そっちは復活のきざしもありません。

Evernoteの新しい料金プランで計算するとプレミアムに入ったとして3年で15600円になります。

ソースネクスト公式で3年版プレミアムパックが税込9260円なので差し引きかなりお得。以前の料金プランでは3年で12000円でしたのでもちろんそのときでも結構な値引き具合になっていたのですが、今回の改定によりその差額が増えました。

なお、ソースネクスト公式で購入してもいいですが、上記のリンクにあるように楽天で購入した場合のほうが税込み価格でみてももうちょっと安いです。
さらに楽天ポイントもつきますので実質はさらに安価に。

※追記 6/30
今回の発表後、楽天などのショップによって販売されているプレミアムパックが軒並み値上がりしています。このまま値上がりしていくならソースネクスト公式で購入するのが一番安くなります。
Evernoteプレミアムパック3年版 | ソースネクスト

今のところこれらのプレミアムパック3年版でEvernoteの有料プランの延長はできます。ただ今回の改定を受けてこれから先そのまま使えるのか、もしくはプレミアムパック自体の値段があがるのか、それはわかりません。

購入したものが使えなくなるというのは考えにくいので、もし先々何か変更があるとしたら3年パックの値上げのほうが可能性としては高いです。

持ってて腐るものでもありませんので、ほどほどのタイミングで何年分かをまとめ買いしておくといいかもしれません。

Evernoteプレミアムパック3年版 | ソースネクスト

2017-2-28まで2000本限定でEvernoteプレミアムパック3年版が9800円
Evernoteプレミアムパック3年版 | ソースネクスト

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