少し前、ロディアNo.11用に短いペンを探しているというような記事を書きましたがその続き。

ロディアのメモ帳No.11(A7サイズ)をずっとポケットに入れ続けるという生活は前回の記事から変わっていません。結局、その間ロディアNo.11にあった長さのペンとして持ち歩いていたのはポッケルでした。

しかし前の記事にも書いた通り、このポッケルは生産と販売が終了しているので手持ちのものがなくなれば終了です。
ところがある日、メモを取ろうとポケットから取り出したところ完全にバネがつぶれてペン先がでなくなったポッケルがそこにはありました。

STAPLESのゲルボールペンもいいのですが、キャップ式のためパッと取り出して使うという用途ではどうしても面倒になってきます。
落ち着いて何かを書くならともかく、メモ用としてはノック式ボールペンに勝る物はありません。

しばらく使ってみたもののやはり使いづらくなってきたので、代わりのペンを探すことにしました。

探してみると、あれから1年ほどの時間がたっていることもあって、ロディアNo.11にあった短めのペンがいくつも発売されていました。
とういうより前回記事の時点ですでに販売されていたのかもしれませんが、あの時は細身のペンを無視していたので見つけられていなかっただけなのかもしれません。

握りやすさを考えればある程度の太さがあるほうが望ましいのですが、ただあくまでもこれはメモ用途。なのでそこまでしっかり握って書くということもそんなにないかと考え、今回は細身のペンも選択肢に入れることにしました。

その結果、ほぼ細身のものばかりになってしまいましたが。

条件としては相変わらず水性かゲルインクのペンであることを求めています。
その理由としては書き出しが掠れないので。

と思っていたのですが、最近の油性ボールペンはなかなかあなどれないものです。
いくつか試し書きをしたところ、ほぼ全てのペンが油性なのに一発目からちゃんとくっきりインクがでました。
あらためて日本の文房具はすごい性能なんだなと驚いた次第です。
こんなに安いのです。

以下、ロディアNo.11専用の候補として入手したペンと、実際に使うことにしたペンについて。

ゼブラ SL-F1ミニ

ゼブラのスライド式伸縮ボールペン。
前の記事でもちらっと触れてはいましたが、その時どこかにいっていて見つからなかったので今回再掲。

ペン先のボール径 0.7mm
全長83.2mm/106.9mm(伸張時)
本体の最大径 8.1mm

このように伸ばすとペン先が現れ、書きやすい長さになります。

短い状態でペン挿しに挿すとサイズ的にはこんな感じに。

ギミックにばかり目が行って書きにくいのかなと思いきや、わりとインクの出がいいといいますか使い勝手のいいペンです。
長時間力を入れっぱなしで何かを書くといった用途でなければ必要十分。

難点は、本当に小さく格納できてしまうので自分のようになくしてしまう可能性があるということくらいです。

そういえば、この記事の段階ではまだ発売されていませんが、近々同じタイプでスタイラス付きのものが出るようです。ロディアのみならずスマホも持ち歩くのであればさらに便利になりそう。

こちらのタッチペン付きは全長が92mm/115mm(伸張時)とわずかですが、通常のSL-F1より長くなっています。そうたいした違いではありませんが。

アマゾンあたりで検索するとわかりますが、結構ボディのカラーバリエーションも豊富です。黒のみならず、シルバー・グレー・ネイビー・ライトブルー・白・ピンク・ミントグリーンなど。

アマゾン検索 → 「SL-F1

うっかりなくしてしまいそうなので何本かまとめて購入しておいてもいいかも。

ゼブラ フォルティア ef

続いてこちらもゼブラ。
ロフトで試し書きして驚いたのがこのフォルティアef。
油性ペンなのに最初の一筆から掠れずインクがスルスルでてきました。

今回の記事に登場する油性ペンは全部書き出しから掠れないものばかりですが、一番最初にその衝撃を与えてくれたのがこのペンです。

ペン先のボール径 0.5mm
全長 106mm
本体の最大径 8.6mm

本体の最大径が8.6mmということもあって、今回の記事に登場するペンの中では一番太いサイズになります。太いといっても見てわかるとおり十分細いペンなので、あくまでまわりと比べてという点で。

ただペンはちょっと太めのほうが握りやすいので、この少しの太さによって非常に持ちやすくなっており、こういった極小サイズのペンの中にあって比較的文字を書きやすいサイズとなっています。

カラーバリエーションは銀・黒・青・緑・ワインの5種類。

アマゾン検索 → 「フォルティアef

なお、同じフォルティアシリーズでSTというキャップ式のペンもありますが、こちらは全長137.5mmと普通のペンサイズなので間違えないように。

パイロット クルール

ゼブラが続きましたが次はパイロット。
couleur(クルール)です。

ペン先のボール径 0.5mm
全長 115mm
本体最大径 6.5mm

本体の最大径が6.5mmと今回の記事中にあるペンの中で一番細いものになります。その代わりというわけではありませんが、全長は115mmと一番長くなっています。

自分の場合は、普段はペン挿しの部分に本体ではなくクリップをひっかける使い方をするほうが多いのですが、クルールの場合その方法では長さの加減で下に少しはみ出ます。

逆に細身なので本体をペン挿しに挿すとちょうど良い感じに。
ただこれは手帳カバーの形や大きさにもよります。

こういった↓中にペンを挟み込むタイプの手帳カバーの場合は、ペン自体が細いほうがおさまりがよくなりますので、クルールは最適なんじゃないかと思います。

このペンも書き出しのインクの出については全く問題ありません。
油性なのに。

ぺんてる スリッチ 手帳用ボールペン

いろいろこの種のペンはありますが、どれが自分的に本命かといわれればこのぺんてるのスリッチ。その理由は、このサイズ・細さでありながら水性ゲルインキボールペンだからです。

前回の記事でも触れましたが手帳用の短いペンでは油性以外をさがすのが非常に難しい状況です。

そしてどれほど油性ボールペンの性能が上がっていようとも、やはり水性ゲルインキにはかないません。筆圧が弱く、日常ではゼブラのサラサばかり使っている自分としては、やはり手帳用といえどもゲルインキを選びたいところです。

ペン先のボール径 0.3mm
全長 112mm
本体最大径 10mm

Amazonの商品紹介で見ると軸径が10mmになっていてフォルティアより太い数値になっていますが、実際比べてみるとスリッチのほうが細いです。
あの数値はどこをはかっているのでしょうか?ちょっと謎。

添えてみるとサイズ的にもロディアカバーにぴったり。

ボディ軸のカラーバリエーションも6種類と豊富。

ひとつ気にする点といえば、ペン先が0.3mmなので今回の記事に登場するペンの中で一番文字が細くなってしまうというところ。

ロディアといえば特徴なのはその罫線です。
ただ、同時にこの罫線の自己主張が強いというか強すぎるというか非常に濃い色目の線となっており、筆記用具の文字が細かったりすると若干見づらくなってしまうというきらいがあります。

実際使ってみた感じ、ペン先0.3mmのスリッチでも別に見えにくいということはないように思いましたがどうでしょう。

油性でいいなら種類は多い

1年ほど前に書いた記事では探す対象を水性かゲルインクに絞っていたので、この手の手帳用ペンにはあまり種類がない印象でした。
しかし今回、油性でもいいかなと思って探してみるとそれなりに数は結構あります。

特徴もそれぞれいろいろ。
今回の記事で紹介した中でいえば、

一番小さくてかつ、文字が太めなのが、ゼブラ SL-F1mini
本体が太くてそれなりに握りやすいのが、ゼブラ フォルティアef
細身で手帳カバーに収納しやすのは、パイロット クルール
そして水性ゲルインキボールペンなら、ぺんてる スリッチ

最終的には好みで決めればいいかないう感じです。
ただひとつひとつがそう高い物でもありません(100円~400円くらい)ので、とりあえず全部買ってみて使いやすそうなものを使うというのもありだと思います。

自分はそうしました。

そして今のところロディアとともに携帯しているのはぺんてるのスリッチ。
理由は何度も書いていますが水性ゲルインクだから。
結局ここへ落ち着いています。

それよりも久しぶりにロディアカバーをじっくり眺めてみたら、思ったよりボロボロ具合がひどくなっていたので、こちらもそろそろ買い替えようか思案中です。