このブログは普通の共用レンタルサーバー(ファイアバード)で運用していますが、それ以外のいくつかのWordPressサイトをVPSで稼働させています。
利用しているのはGMOクラウドのVPS。
メモリ1GBプランでPleskのオプションを付けています。
Pleskのバージョンは現在最新の12.5.30。
OSはCentOS6.2。
昔、VPSサーバーにコンソール画面からコマンドを打ち込んでWordPressをインストールしていたときはかなり時間もかかり苦労しましたが、Pleskを利用することに決めてからはものすごく簡単になりました。
おかげで普通の共用レンタルサーバーと代わらない操作感でVPSサーバーを利用できています。
目次
WordPressのサイトが一つトラブルで閲覧不可に
さて、そのGMOクラウドのVPSで稼働させているWordPressサイトは現在のところ3サイト。ただし一つのサイトはほぼ何もしていないので実質動いているのは2サイトのみです。
それがついこの間、急に表示されなくなりました。
気付いたのは別件でRSS情報を取得していた時に、何故かそのサイトからのみRSSが発信されていなかったから。
あれ?と思って見に行ってみるとそのサイトが表示されず、500 internal server errorなる文字が。当然WordPressの管理画面にも入れません。
調べてみると、少し前にプラグインの兼ね合いで.htaccessファイルを弄った際に文字列を1行削除し忘れていたのが原因でした。
ということでさっさと解決。
すぐに直ったのでそれはそれでいいのですが、アクセス解析を見直してみるとどうやらほぼ一日近くサイトが表示されていなかったらしく、当たり前ですがその期間のアクセスは0になっていました。
今のところまだそのサイトは本格的に稼働させているというわけでもなく、原因も単純なミスだったので問題ありませんが、今後の事を考えるとサーバーの負荷や使用状況を確認できる手段は確保しておきたいところです。
ちなみに今回のトラブルはサーバー負荷とは全く関係のない話でしたけれども。
ヘルスモニタリング機能でサーバーの負荷状況などを監視できるらしい
少し調べてみると、どうやらPleskにはヘルスモニタリングというサーバーの稼働状況を視覚的に確認できる機能がるとのこと。
それが使えるのなら非常に便利です。
→ヘルスモニタリングを使ってサーバーの負荷を確認しよう|Plesk入門・サーバー運用サイトぷれつく
ただ、ここでひとつ疑問点。
今までPleskの管理画面を散々見てきましたが、「ヘルスモニタリング」とか「Heslth monitor」といった項目を見かけた記憶がありません。
念のため、今回もう一度Plesk内の各項目を探してみましたがやはり見つからず。
GMOクラウドVPSのPleskのマニュアルを確認してもやっぱりわかりません。
ここのマニュアルに関しては知りたいことがピンポイントに書かれていた試しがないので今更ですが。
Plesk 12 Web Admin Editionではヘルスモニタリング機能は使えない
仕方が無いのでここはGMOクラウドのサポートへ問い合わせてみることにしました。
そして回答がこちら。
Plesk12 Web Admin Edition におきましては、ヘルスモニタリング機能がインストールされているのですが、Web Admin EditionではPlesk上で項目が設けられておらず、設定いただくことが出来かねる仕様となっております。
現在のところPleskには3つのEditionがあります。
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Plesk 12 Web Admin Edition(10ドメイン)
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Plesk 12 Web Pro Edition(30ドメイン)
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Plesk 12 Web Host Edition(無制限ドメイン)
Editionによって管理できるドメイン数が違います。
自分が契約しているのは10ドメインまでのWeb Admin Edition。
なんと、このWeb Admin Editionではヘルスモニタリング機能が使えないというわけです。しかも、そもそもインストールされていないならともかく「インストールはされているけれども項目としては設定されていない」というただの嫌がらせみたいな仕様。
まあ、Edition毎に料金が違うので機能に制限があるのは仕方がないと思いますが、なんでそれを契約前にわかるようにしてくれないのか謎。
GMOクラウドVPSのPlesk機能説明ページには当たり前のようにそれについては触れられていません。
→Plesk 12(サ-バ-管理ツ-ル)|GMOクラウドのVPS
Plesk公式のページにも確認してみましたが、こちらにもそれらしき記述はなし。
→KB Plesk: Plesk 12 で提供されているエディションと各エディションの違い
必要な情報が確認できない状態で契約させられるというのもなんだかなという感じです。
コマンドで負荷状況の確認はできるが
さて、ヘルスモニタリングが使えなくてもVPSサーバーの負荷調査をすることは可能です。使用しているVPSサーバーのOSがCentOS6.2なので、普通にLinuxのコマンド操作で負荷状況を確認できます。
ただビジュアル的に負荷状況を確認したかったので、それができなければあまり意味はないというかそれではPleskを使っている意味がないです。
とはいっても稼働しているVPSサーバーでPleskのEditionを変更することは不可能なので、仕方なしとはいえこのままやっていくしかないでしょう。
サーバーとしてこの料金でこの性能というのは満足していますので。