ノートパソコンを持ち歩くときはほとんどの場合本体のみを持ち歩くようにしています。いくら最近のパソコンが軽くなっているはいえ、やはり1kg前後あって重いのとどうしてもかさばってしまうので。
他に荷物もありますし。
ちょっと前の機種なら電源の心配がありましたが、最近のモバイルノートは本当にバッテリーの持ちがよくなり、2~3日帰ってこないのでもない限りはACアダプタなどを持ち歩く必要もありません。
ルーターもだいたい持ち歩いているNexus5でテザリングするので問題なし。
ただ時折不便を感じることがあります。
それはタッチパッドでのスクロールにどうしても慣れないということ。
よく持ち歩いているLet's NoteのCF-S10はトラックパッドが円形のホイールパッドになっています。
マウスポインタを動かすときは普通にタッチパッド上で指を滑らせればいいのですが、WebページやWordファイルなので上下にスクロールしたいときは円の縁をなぞるように回せばスクロールします。
ただ、どうもこれがちゃんと動くときとなんだか感度が悪いときがあったりしていつも思った通りに動いてくれるわけではありません。あと妙に指の滑りが悪い日なども。
新しいXがつくシリーズからはマルチタッチ(2本指スクロールとか)に対応したらしいですが、このCF-S10ではそれはまだ無理。
そんな感じでなんだかホイールパッドの操作が苦手です。
そこでスクロール専用みたいな用途で使うために小さめのマウスを入手することにしました。
小さいマウスというと以前購入していたロジクールのM187が思い浮かびます。
大きさ的にもこの用途にぴったり。
ですがこのマウス、いつの間にかどっかにやってしまっており見つかりません。知らない間になくしてしまったようです。
同じものをもう一度購入しようかと(800円くらいなので)思ったのですが、せっかくなのでちょっと違うマウスを試してみることにしました。
ELECOMのCAPCLIPを入手
できるだけ小さくて持ち運びやすいマウスということで最終的に選んだのがエレコムのBluetoothマウスCAPCLIP。色はブルーを選択。
箱の中身は本体と充電ケーブルと説明書といういたって簡素なもの。
充電ケーブルがついていることでわかる通り、電池ではなく充電式のバッテリーで動くタイプのマウス。
それにしてもそんなに売れてないのか、元の値段に比べてかなり値下がりしていました。
持ち運びと使用時でマウスの大きさを変えることができる
このCAPCLIPはちょっとしたギミックがあり、プラのキャップ部分を外して本体をコンパクトに収納できるようになっています。
キャップ部分は裏にクリップがついているので持ち運びの際に何かを挟んでおくことも可能。もしくは鞄のポケットに引っかけておくとか。
マウス本体のゴムキャップのような部分を外した中にケーブルの差し込み口がありますので、充電する時はここから。モバイルバッテリーからの充電も可能。
スマホと一緒にモバイルバッテリーを持ち歩いている人も多いと思いますので、これは結構便利。ただモバイルバッテリーでの充電は何故か不安定なことがあります。
アダプタを使ってコンセント経由で充電するかパソコンのUSB経由で充電するほうが無難かもしれません。
なおマウスとして使用する際にはこの充電口の部分にキャップを装着しますので充電ケーブルを挿すことは困難。つまり使用しながらの充電は無理だと考えていたほうがいいでしょう。
充電中はホイール部分にあるランプが赤く点灯します。充電が終了すれば消灯。
バッテリーの残量が少ないときはランプが点滅。
またBluetooth接続のマウスなのでパソコン本体が対応していればUSBの差し込み口を占拠することがありません。その点でも比較的USBポートの数が少ないモバイルパソコン向けといえます。
大きさや使用感など
他のマウスと大きさを比較してみます。
左がトラックボールのM570t、右側にあるのがM525。
さすがにトラックボールマウスと比べると小さいですが、M525くらいのサイズと比較すると縦の長さはあまり変わりません。
おかげで、購入する前はもっと持ちづらいのかなと思っていたのですが、実際に使ってみると通常のマウスに比べてそこまで違和感なく操作することができます。
とはいえ全体に細身なので手にフィットするというようなことはなく、握り込むというよりはつまむような使い方になります。
これはM187でも同じこと。
なおキャップに格納するとここまで小さくなります。
Bluetooth接続の設定はOSによって多少違いますのでそこは省略。
説明書通りにやれば簡単です。
しばらく使ってみて。
このマウスを日常的にずっと使い続けるというのはサイズ的にもしんどいところはあると思いますが(普段はトラックボールマウスを使っているので)、モバイル用途でコンパクトに持ち歩けて必要最低限の動きをしてくれるという点においては最適です。
あとは耐久性がどの程度あるか。
こればかりは使い続けてみないとなんともいえませんが、当面かなり役立ってくれそうです。