ここのところなんだか身の回りがドタバタしており、そのあおりで連休明けからしばらくの間、事務所用の電話番号が使えなくなりました。
こちらからどこかへ電話をかける分には携帯電話があるのでそっちはそこまで考えなくても大丈夫です。しかし問題はかかってくる電話。
自分の場合は比較的電話よりメール中心に物事を進めていく事が多いので、ものすごく電話が重要というわけではありません。ただ業務用のサイトなどに記載している電話番号が、かけてみたらつながらないでは大問題。
最初は業務用サイトに掲載する電話番号を一時的に携帯番号にしておこうかと思ったのですが、変に検索エンジンなどにキャッシュされてしまうと後々面倒。
そこで思いついたのがSkypeを使って電話番号を取得し、ネット上のサイトなどにはそれを掲載するという方法です。
ただしいつでも自分がオンライン環境にいるわけではありませんので、着信については常に携帯電話へ転送されるよう設定する事にしました。
目次
skypeIDの取得
Skypeとは無料で使えるIP電話です。
Skypeどうしの通話だけでなく、ビデオチャットや固定・携帯電話への架電なども行えます。
→Skypeは無料通話アプリ、無料チャット、ビデオチャット、電話への格安オンライン通話を提供
利用するにはSkypeのアカウントが必要。
これはもちろん無料です。
今回新しく取得しようと思ったのですが、よく考えてみると数年前に取得したまま放置しているアカウントがあったので、久しぶりにそれを再稼働させる事にしました。
その為アカウントの取得方法の説明については省略。
なお、自分はSkypeアカウントは所持しているもののパソコンへはクライアントソフトをインストールしていません。Skypeのクライアントソフトはポート80を占拠してしまう仕様の為、色々面倒だからです。
従って、ここからの説明はクライアントソフトからの操作ではなく、オンライン上のマイアカウント画面での操作によって行っています。
Skype番号の購入
まず一般の電話から着信受けられるように。電話番号を取得する必要があります。
昔は違った名前でしたが、現在ではこのサービスはSkype番号と呼ばれています。
もしかしたら先々、またサービス名は変わるかもしれません。
この名称は2014/5現在での話。
Skype番号の購入は有料です。
課金プランには以下の2種類があります。
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3ヶ月プラン 料金2250円
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12ヶ月プラン 料金7500円
この料金は後述する月額プランに加入していると割引になります。
割引かれた後の金額は
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3ヶ月プラン 料金1508円
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12ヶ月プラン 料金3750円
かかってきた電話を転送するには課金が必要
Skypeには通話転送機能というものがあり、オフラインになっている時に別のスカイプアカウントや固定電話・携帯電話に着信を転送する事ができます。
今回は着信を携帯に転送して欲しかったのでこの機能を利用する事にしました。
この通話転送を利用する場合、別のスカイプアカウントに転送するのであれば無料ですが、固定電話や携帯電話に転送するのであれば料金がかかります。
その為Skypeクレジットか月額プランという有料サービスの購入が必要になります。つまりSkypeから携帯へ電話をかけるのと同じ事になるというわけ。
NTTのボイスワープ(転送電話)と同じ仕組みです。
Skypeの課金通話プランは2種類ある
上述したようにSkypeから携帯へ転送するように設定するにはSkypeクレジットか月額プランの購入が必要になります。
Skypeクレジットの料金は2種類
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1500円
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3500円
です。月額プランと違って購入したプリペイドの期限はありません。
払った金額が消化されるまで着信を転送する(今回の目的では)事ができます。
これに対し月額プランは
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1ヶ月(60分) 400円
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1ヶ月(120分) 790円
以上の2種類。
例えば400円払えば1ヶ月の間に60分間だけ話し放題といった具合です。
※注)携帯電話へも架電可能な月額プランの場合。
固定電話のみへのプランはもう少し安く、バリエーションももう少し多いです。
ただ今回は携帯への転送ができなければ意味がありませんので、そっちのプランは無視しています。
月額プランを購入する事に
今回のケースではSkype番号が必要であり、月額プランを購入しているとその料金が割り引かれます。
という事で
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月額プランを購入(120分)
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その後Skype番号を3ヶ月分購入
以上の手順で課金していく事にしました。
なお、先に月額プランを購入→Skype番号を購入という順序でなければ割り引かれません。
まず月額プランを購入
まずは月額プランを購入します。
120分の方。
→Skypeで格安の国際通話。世界中の携帯電話と固定電話に格安料金で通話できます。
今回そんな長期間ではなく1ヶ月分だけでいいので「毎月払い」をチェック。
ずっと使うつもりなら1年分先払いも可能なようです。
その場合割引があるとか。
その下にSkypeクレジットの案内があります。
月額プランで使用できる時間を使い切った場合に備えて、予めSkypeクレジットを購入しておけるようですが、今回はそこまで使い切る予定もありませんのでここのチェックは外しておきました。
1ヶ月の月額プラン(120分)790円。
(後から考えると60分のプランでも良かったかも。)
ここにも記載されていますが、月額プランはほっておくと毎月自動更新されます。不要になった時点で必ずキャンセルの手続をとらなければいけませんので、覚えておきましょう。
あとは必要事項を入力していきます。
支払い方法はクレジットのみ。
なんか昔はPaypalが使えていたような気が・・・
あとはクレジットカードの番号を打ち込んだりなんだかんだで支払いは終了。
Skype番号を購入
続いてSkype番号の購入。
国を選ぶと番号の候補が10個ほど表示されます。
好きな番号を選んで支払いプランを選択。今回は3ヶ月。
月額プランを購入しているので割引が適用されます。
なお、こちらも月額プランと同じく契約が自動更新されます。不要になればきちっとキャンセルの手続を忘れないようにしましょう。こっちは月額プランと違って3ヶ月単位なので、多少余裕はあります。
先ほどカード情報が登録されているので、今度はカード番号の入力などは不要ですぐに購入する事ができます。
転送の設定
ログインしてマイアカウントのページより「通話転送」をクリック。
通話転送の設定
国または地域を「日本」にして転送したい携帯番号を入力、その後「保存」。
番号は「81(携帯番号そのまま)」。頭の0は抜いていいのかも。
これで電話が転送されるようになりました。
着信履歴で電話番号がわからない
固定電話と違う点は、誰からかかってきたのか相手の電話番号が表示されない事です。
携帯電話へ転送されてきた場合、着信は全て「通知不可能」と表示されます。
従って電話に出られなかった場合、相手がわからないのでかけ返す事ができません。
どうにか相手の電話番号を表示させる方法はないかと調べてみたのですが、見つかりませんでした。
これについては今のところ諦めるしかなさそうです。
→電話加入権不要で固定電話番号が持てるToones転送電話