最近少しニュースになっていましたが、ネット上でセキュリティソフトを騙った詐偽まがいの広告が増えているそうです。

いわゆる「スパイウェアが検出されました」とか「PCがクラッシュ寸前です」などの警告のような文言が表示され、その後の案内に合わせてソフトウェアをダウンロードしてインストールしするともれなくマルウェアがついてくるという例のパターンのやつです。

90年代くらいから延々と続く、ネット上ではおなじみの詐偽広告。

No Scams
No Scams / ivanpw

でも慣れていなければやっぱり引っかかってしまうのでしょう。
これに関しては「そういった詐偽広告が存在する」という事を知っておくのが一番の防御策。

これに限らずですが、サイト運営する上でも自分のブログやホームページに表示される広告には多少気を遣っておく必要があります。
Andorid端末でアクセスすると普通に貼っていたバナー広告から謎のアプリファイルがダウンロードされてしまう、なんていう事件も昨年ありました。

グーグルアドセンスなどを利用していると、ある程度広告主への審査もありますので、多少は安心です。ただそれでもちょっとは自分のサイトにどんな広告が配信されているのか確かめる事は大事だと思います。

確かめる際に、ブラウザ経由でサイトを見ると自分の閲覧履歴が反映された広告が表示されるのであまり意味がありません。またうっかり自分でアドセンス広告をクリックしてしまう危険もあります。

自サイトに配信されている広告をみる時は、アドセンスの管理画面から「広告レビューセンター」を使う方法がおすすめです。

さてそんな中、最近増えてきたというか目に付くようになってきたのは、「ダウンロード」と表示されるなんだか似たような広告群です。

こういった奴↓

この手のものはダウンロードしたファイルをインストールする際に、スパイウェアやマルウェアまがいのIMEやツールバー等が一緒にインストールされてしまいます。もちろん全部が全部そんな広告ばかりとはいいませんが。

それだけではなく、ソフトウェアを紹介する事も多いうちのブログなどの場合、この手の「ダウンロード」という表示は誤クリックを誘発するおそれもあります。

したがって、この種の広告は自分の運営しているサイトには極力表示されて欲しくないのが本音。

今まではちょこちょこレビューセンターを覗いてみて、こういった広告があると全て手動でブロックしてきました。

広告ブロックの手順は以下のような流れです。
アドセンスの管理画面から「広告の許可とブロック」→「広告レビューセンター」。目当ての広告にカーソルを合わせるとポップアップするので左下の「ブロック」をクリック。

これで自分のサイト上への広告配信をブロックする事ができます。

また同じような広告が他にありそうであれば左上に表示される「関連広告を検索」をクリック。

するとファイルタリングされ同じ種類の広告が一覧となって表示されるます。この状態で上にある「すべてブロック」をクリック。

これで一括して同じような広告はブロックできます。しかしブロックしてもブロックしても同種類の広告がドメインを変えどんどん配信されてきます。

おかげでブロック済み広告を表示させてみるとずらっと

次のページでも

さらに

そしてさらに

さらにさらに

キリがないのでやめますが、こんな感じがずっと続きます。
ドメイン単位で配信の拒否をしたいところですがそれはそれで種類が多く大変そう。ブロックできるURLの上限数にも限りがありますし。

とはいえ広告毎のブロックではキリがないので、当面はドメイン単位でURLをブロックしていこうかなと考えています。

できればGoogle側でこの手の広告配信をやめていただきたいところですが、どうにかならないものでしょうか?