少し前の話になりますが、行政書士会の支部研修で裁判所へ行ってきました。
日時は2015年8月7日。場所は北区西天満にある大阪地方裁判所です。

この日は非常に快晴というか絵に描いたような炎天下。
今思い出してもこの夏一番暑いんじゃないかというくらいの猛暑日でした。

でも雨に降られるよりは遙かにまし。
さてそんな夏真っ盛りの中、大阪地方裁判所に到着。

ちなみに写真撮影がOKだったのは敷地に入るこの手前まで。

それ以降、館内での撮影は禁止でした。
理由は写っては駄目なものが映り込むことがあるので、ということ。

ちなみに今回の研修は大阪地方裁判所の団体傍聴の制度を利用して行われています。
これ →裁判所|団体傍聴の御案内

団体傍聴開始

まずは1階に集合し簡単な注意事項の説明や案内を受けます。
そこから空き法廷に移動。

空き法廷はその日に開いている法廷を使うので、日によって部屋は違うと思います。
この日は新館のほうにある空き法廷を使ったのでそこまで移動しました。
なお大阪地方裁判所には、現時点で本館・新館・別館と3つの建物があります。

空き法廷に移動後、今度はそこで一般的な裁判の流れや法廷内の設備の説明・裁判員制度などについての案内を聞くことができました。
ただ自分は諸事情によりこの間ちょっと席を外していたのであまり詳しくは聞けず。

空き法廷の見学

裁判所に関しての解説が終われば、この法廷内を自由に移動して見学することができます。一般的に開放されている傍聴席だけでなく法廷の中まで。
かつ、ここだけ写真撮影がOKでした。

傍聴席側からの風景というのはニュースやドラマなどで時々見ることができますが、

法廷内から見る傍聴席側に景色というのはなかなか新鮮。

法廷内のPC類はDellの製品が多いかなという印象。

裁判中に地震が起きたときの対応マニュアルがあったり。

法服を着ての記念撮影とかもできます。

裁判の傍聴

法廷の見学が終われば、あとは自由行動となりその時点で開かれている刑事・民事両方の裁判を傍聴することができます。
ただこのときは8月ということもあって開廷されている裁判がそれほど多くなく、開いている法廷にいってみても傍聴席が満員で座れなかったりと、そこまで数多くを見てまわるということは無理でした。

しかも世間が夏休みということもあって小学生っぽい団体なども傍聴に訪れており、思ったより見学にきている人もたくさん。
それでもそんな中、なんとか1件刑事事件の審理を傍聴することができました。

審理の内容をこういうところに書くわけにもいきませんから詳細は割愛しますが、あまり今までの人生で実際に人を刺した人物というのが身の回りにいなかったので、数メートル先にそんな人がいるというのはなんだか不思議な気分。

それから素人目にみても無理筋というか論理が破綻した主張をしなければいけないというのも、こういう事件を扱う弁護士さんは大変だなという印象です。
子供みたいな感想ですが。

ついでに弁護士会館も見学

大阪地方裁判所の近くには大阪弁護士会の会館があります。
近くというか裁判所を出てすぐのビル。

先ほども書いたようにこの日は開廷されている裁判の数も少なかったので、傍聴が終わってからも少し時間があまりました。
そこで一緒に裁判所内を回っていた何人かの先生とともに弁護士会館も見学。

これでこの日の研修は終了です。

行政書士の場合は直接裁判に関する業務を行うということはありませんが、案件の内容になっては途中から弁護士さん案件になって最終的に裁判までもつれ込むといったことは、当然あります。
民事を多く取り扱っている先生などは特に。

ですので仕事として直接取り扱うことはないとしても、裁判の流れなどがどうなるのかまるでわからないというわけにはいきません。
また他の士業が主戦場としているスポットを見学できるというのは単純に興味がそそられるところです。

そういった意味ではなかなか面白い研修でした。