目次

Part1 開設決意編
   ホームページがない企業は存在していないのと同じ

Part2 戦略分析編     
   商品とサービスの強みを再発掘して突破口を開け

Part3 コンセプト作成編
   商品とターゲットを1点集中して勝機をつかむ

Part4 社内調整編
   売上目標から考えるスケジュール・人員・予算

Part5 ホームページ作成
   ホームページは熱意とパッと見を重視

Part6 お店繁盛編
   1年後には必ず結果が出る集客・販売戦略

Part7 会社成長編
   会社の成長シナリオにフィードバック

2011/4/3現在、絶版でもないのにアマゾンマーケットプレイス(つまり古本市場)において定価より高い価格がつけられているという非常に珍しい1冊。

おそらくこの前の九州ベンチャー大学での講演が原因と思われます。

内容をざっくり説明すると、ホームページを利用してウェブ上で売上を上げる為の解説本。
ただ、ネットショップで売上アップの為の本ならいくらでもあります。いわゆるECを専門とするコンサルも今ではたくさんいます。それらと比べてこの本の最大の特徴はウェブショップ+ランチェスター戦略という部分でしょう。

ちなみにランチェスター戦略および法則についてはこのあたりをご覧下さい

少しでもマーケティングを勉強したことのある人なら、知らない人はいないぐらい有名な経営戦略。別名「弱者の戦略」とも呼ばれます。最近だと何故か士業の方でこの言葉を使う人が多いですね。
このランチェスター経営に関する書籍もたくさん出版されており、上記したようにネットショップに関する書籍ももいくらでもあります。しかし、この2つを組み合わせた、ネット上におけるランチェスター戦略の具体的な活用法に触れている本はこれ以外ないのではないでしょうか。

ちなみに所謂ホームページ本ではありますが、目次を見てもわかる通り、SEOがどうだとかタグの記述がどうでバックリンクがどうのこうのという類の話は一切ありません。
むしろ個人的に最も注目したのは、ホームページを作成するにあたっての「設計図」の作り方の部分。なんとなく自分でサイトを作る時にも考えてはいましたが、具体的に文章となったロジックを見て、改めて大きなヒントとなりました。

まあ、あまり下手な文章を書き連ねるよりはこういった映像をみた方が早いかなと思います。

ネットショップの運営者や、サイトから問い合わせ・依頼を受けたい士業にとっては必読でしょう。