先月2014/2/28のMozilla Security Blogにてわりと大きな発表がありました。
その内容は「ブラウザFirefoxのセキュリティ強化を目的として将来的にプラグインを削除する」といったものです。

Firefox: Use Open Standards
Firefox: Use Open Standards / dimnikolov

Firefoxのプラグインは今後削除されていく予定らしい

なお現在のFirefoxもその方向で進んでおり、デフォルトでプラグインは無効、プラグインが必要になるページに行くとプラグインの有効・無効をたずねる「click-to-play」という機能が動作する仕組みになっているそうです。

「そうです」というのは、何故かうちのFirefox ver27.0.1ではそのclick-to-playの機能らしき動きが見られず、手動で無効にしているプラグイン以外は常に有効になっているからです。

プラグインが使えなくなると結構面倒な事になるのでは、と一瞬思ったのですが、よくよく考えると現在のところ自分のFirefoxではFlash Playerを「常に無効」にしています。

これはFirefoxとAdobe Flash Playerの相性が最悪でクラッシュしまくってくれるからです。ついでにAdobe Acrobatのプラグインも常に無効にしています。
色々過去に対策してみたのですが、最終的に面倒になってしまったので。

Flashが無効になっているとYoutube等が見られません。
でもYoutubeやニコ動などはほぼOperaでしか見ないので問題なし。
OperaにしろChrome系のブラウザにしろ、内蔵でPlayerを装備しているものは使い勝手がいいです。

なお、FirefoxもFlash Playerにある程度互換性のある別のPlayerを内蔵する予定だそうです。いつの事になるのやら。でも上述したように自分の環境では今の段階ですでにFlashが使えないのでそれが廃止になろうが何も変わりません。

もちろんAdobe系以外にもプラグインは色々あります。
でもそこまで必要になるような使い方はしていないのが現在のところ。
そう考えるとプラグインが全部廃止になってもあまり影響はないかなと思います。

ホワイトリストに掲載されればプラグインはブロックされない

そういったわけで今後はプラグインがどんどんFirefox上ではブロックされて使えなくなっていくようですが、全部が駄目になるという事ではないようです。

上記のMozillaのブログにも記載されていますが、指定された要件を満たすプラグインはMozillaが管理するホワイトリストに掲載され、それらについてはブロックされないとのこと。

しかしそのホワイトリストに掲載される為の手順はそれなりに面倒な感じです。

一度申請すればそれで恒久的に掲載というわけではなく、初回申請時にはまず30週間の掲載、その後定期的に掲載を延長(次からは24週間単位)する為に申請を繰り返さなければなりません。

アドオンと違ってプラグインを個人で開発しているところはないと思いますが、それでも手続が煩雑になったのは確か。でもセキュリティ面を考えればこれも仕方がない話かもしれません。

それにしてもセキュリティ系の話になると決まってAdobeの名前が挙がりますが一体どういう事なんでしょうか。有料ソフトは異常な高価格なのに。