先日の記事でも少し紹介しましたが、Nexus7に様々な外部メディアを接続できるGH-CRAD-SUAKというリーダ/ライタがあります。
このGH-CRAD-SUAKは複数のメディアに対応したカードリーダ/ライタ。
通常Nexus7にはMicroUSB用の差し込み口しかありませんが、このカードリーダを使う事によりスロットを拡張する事ができます。
ただ安いだけあってあまりしっかりした作りではなく、アマゾンのレビューなどをみると若干個体によって当たり外れがあるようです。
Nexus7に直接接続するとこんな感じです。
非常に小さくケーブル等もないので持ち運びにも便利。
(延長ケーブルは別途付属しており、接続して伸長する事も可能です。)
スロットは全部で4種類あります。
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SDカードスロット
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MicroSDカードスロット
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MicroUSB
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USB2.0/1.1
なお、それぞれのメディアを読み込む為にはAndroidアプリのNexus Media Importerが必須。もしかしたらなくても動くのかも知れませんが、自分の場合はすでに購入済みでしたので問題なく動作しました。
昔はNexus7をroot化しないと動作しなかったようです。
しかし現在ではアプリのアップデートで対応されているとの事。実際にroot化していませんが、ちゃんと動作しています。
もしNexus Media Importerをインストールしていない状態で接続した場合に、どのような動きをするかは確認していません。
Nexus Media Importerの使い方に関しては以下の記事を↓
目次
SDカードスロット
通常のSDカードスロットを挿すことができます。
デジカメ画像を見るような時にも便利。
MicroSDカードスロット
MicroSDカードも普通に挿せます。
楽天koboやSony Readerなどの電子書籍端末では、外部ストレージとしてMicroSDを使用する事が多いので、それらの端末と自炊データをやりとりする時などは便利です。
MicroUSB
MicroUSBのポートもあります。
これがあるという事は、PCやモバイル用のバッテリーと接続して給電ができそうですが、実際試してみるとできません。
もしかして付属の給電用ケーブル(オス-オス)を挟まないとダメなのかな?と思いこちらを使ってみようとするとどういうわけかNexus7にもGH-CRAD-SUAKにも挿せません。
どうやらオス側の端子のサイズがあっていない様子。
これは何の為にあるのでしょうか?
ちょっと意味がわかりません。
追記
グリーンハウスのFAQページを探してみるとGH-CRAD-SUAKの給電についての質問がありました。
→スマートフォンやタブレットPCが充電できない | サポート情報 | GREEN HOUSE グリーンハウス
抜粋してみます。
給電用microUSBポートは、USBポートに接続した機器の給電専用となり、スマートフォンやタブレットPCを充電することはできません。
GH-CRAD-SUAKを挿している本体(今回の場合はNexus7)には給電ができない仕様とのこと。MicroUSBのポートはGH-CRAD-SUAKのUSBポートに刺さっている機器に対しての給電専用ポートとなります。
したがって、このカードリーダを接続した状態で充電しながら使用するというのは不可能です。
さらに追記
給電用ケーブルについては単なる不良品だったようです。
グリーンハウスへ連絡してみると無償で交換してもらえました。
問い合わせてから40分後くらいには返事がきており、非常にすばやい対応で驚きました。
USB2.0/1.1
USBメモリもそのまま挿すことができ、メモリの中を読みとれます。
ファイルのやりとり等にも非常に便利。
USBワイヤレスマウスも接続可能
USBのポートがあるという事はUSB対応のワイヤレスマウスも使えます。
試してみたのはロジクールのM505
問題なく動作しました。
Androidタブレットでマウスを使う利点は、カーソルの操作よりもマウスホイールが使えるようになるという点です。通常タブレット端末で画面をスクロールするにはスワイプします。
しかしスワイプはちょっと力の入れ加減を間違えると誤タップが頻発してしまい、結構面倒です。その点マウスホイールでスクロールすると一切誤タップが発生しない為、非常に快適。
ただNexus7はBluetooth接続も可能なためBluetooth式のワイヤレスマウスも使う事ができます。
わざわざひとつしかないUSBポートを占拠してまでマウスを接続するのはもったいない気がするので、どちらといえばBluetooth接続のマウスを検討した方がいいかも。
PCで使っているワイヤレスキーボードがそのまま使える
同じくUSB接続が可能なのでワイヤレスキーボードも接続できます。
つなげているのはELECOMのTK-FDP-021。
自分が普段PCに接続して使っているキーボードです。
おかげで文字を打つのが非常に快適。
この記事もNexus7にTK-FDP-021を接続して書いています。
もちろんマウスと同じくキーボードもBluetooth接続が可能です。
ただBluetoothキーボードを色々探してみても、もうひとつ使いやすそうな物が見つからず、結局TK-FDP-021に落ち着いているような状態です。
へたなモバイルキーボードを使うより、普段使い慣れているこのキーボードを使う方が効率的。サイズもそこまで大きくないのでいっその事Nexus7と一緒に持ち運んで使ってみようかなと悩んでいるところです。
注意すべきはTK-FDP-021が日本語配列のキーボードという点。
Nexus7につなげると英語配列のキーボードとして認識されてしまいますので、キーボードに印字された表記通りに入力ができません。
Nexus7で使っているIMEを変換する事で対応が可能ですが、自分が使っているATOKではそのあたりの設定が無理でした。
そんな場合はAndroidのキーボード配列を変更してくれるアプリを使用します。
↑上記のアプリをインストールしてNexus7の「設定」→「言語と入力」→「物理キーボード」→「キーボードレイアウトの設定」から任意のキーボードレイアウトへ設定を変えれば日本語配列のままで使用が可能になります。
なお、説明書きによればこれ以外にもUSB経由で外付けHDDにも接続可能なようです。そちらは試していません。
難点は若干作りが甘いところ
このようにGH-CRAD-SUAKは非常に便利なカードリーダですが、安い反面少し作りや扱いが雑な部分があります。
上述したように付属のケーブルが端子に挿せなかったり、ケーブルが中で断線していたりするケースもあります。
本体そのもののオス端子が結構緩いのでNexus7に挿していてもそこまでがっちりとはしていません。ちょっと引っ張るだけですぐ抜けそうになります。
アマゾンのレビューを見ているとこのあたりもずいぶん個体差があるようです。外れにあたってしまうとちょっと大変。
こういった部分も購入にあたっては気にとめておいた方がいいでしょう。
ただ総合的に考えて購入して損はないリーダ/ライタだと思います。