Firefoxのバージョンアップに伴い、未対応になってしまったアドオンがいくつもあります。

今回はその1つ。SQLite Optimizerについて。

Shifu was Firefox!
Shifu was Firefox! / Channy Yun

自分はそこまでメインに使っている訳ではありませんが(一応メインはSleipnir)、Firefoxは非常に便利なブラウザです。

まともではない用途で使用する時にそのポテンシャルを最大限に発揮してくれますので、とても重宝しています。

しかしそんな高機能なFirefoxも、使い続ける毎にどんどん動きが重く・遅くなってきます。

それはFirefoxがブックマークや履歴、クッキーその他の情報をSQLiteというデータベースで管理しているからです。このSQLiteはデータをため込んでいく為、使用し続けるとともにその容量はどんどん肥大化。

最初は軽かったのに最近なんだか動きが鈍くなってきたなと感じるのであれば、ほとんどこれが理由です。

そんな時に便利だったのがSQLite Optimizerというアドオン。

これは、設定すればFirefoxのデータベースを自動的に最適化してくれるという、非常に便利なアドオンでした。環境にもよりますが、導入してみれば明かに違いがわかるほど高速化します。
しかし「でした」という過去形で書いていることからわかるように、残念ながらこのアドオンはFirefox4には対応していません。

というより何故かこの種の「データベースVacuume系」のアドオンは、軒並みFirefox4に未対応のものばかり。何故でしょうか?

考えていても仕方ありませんが、このままではFirefoxがひたすら重くなる一方です。
そこで代替えのアドオンはないかと探してみたところ、発見したのがVacuum Places Improvedというアドオン。

Firefox4へインストールする手順は省略しますが、普通にインストールして再起動すれば使用可能となります。

設定及び使用方法

詳しいVacuum Places Improvedの設定方法についてはこちらの記事を参照して下さい。

使い方

Firefoxメニューバーの「ツール」→「Vacuum Places Improved」をクリックするとSQLiteが最適化されます。他に余分な操作は不要です。

ツールバーから使用しなくても、ブラウザの右下に現れるアイコンをクリックすることでもデータベースの最適化が行えます。

自動で行う場合

いちいち手作業が面倒ならこちらを設定。

Firefoxのメニュー「ツール」→「アドオン」→「Vacuum Places Improved」→「設定」でこのような画面が開きます。

Vacuum Places Improved

【Hide status bar icon】にチェックをいれてその下の数値を変更すると、前回のバキューム以降のFirefoxの起動回数がこの数値以下の場合は、アイコンが非表示になります。
ここは放置でもいいと思います。

【Automatically dean places】にチェックをいれて数値を変更すると、この数値以上Firefoxが起動された場合に、自動でSQLiteの最適化が行われるようになります。
大体30~50ぐらいの設定でいいのではないでしょうか。

ここまで紹介してきてなんですが、実はPlacesCleanerというアドオンを使っても同じような事が出来ます。こちらももちろんFirefox4に対応。

PlacesCleanerの設定画面

PlacesCleaner

設定方法はだいたい似たような感じ。

自動でデータベースの最適化を行う設定では、Vacuum Places Improvedが、Firefoxの起動回数に応じて最適化されるのに対し、こちらのPlacesCleanerでは前回実行からの日数に応じて自動で最適化されます。
(その他細かな違いはあります。)

どちらを使用するかは好みで選択すればいいでしょう。