ヤフオクで「古物市場 リスト」で検索した結果
→「古物市場 リスト

最近はちょっと値下がりしているのでしょうか?昔は3,000~4,000円ほどが相場だったような記憶があります。それ以外にも、Googleあたりで「古物市場リスト 販売」などで検索するとゴロゴロ出てきます。

Camera Commerce License
Camera Commerce License / Dick Thomas Johnson

古物市場リストについて

行政書士が代行できる許認可業務のひとつに、【古物商許可】というものがあります。古物商許可とは、古本や中古車などの【中古品】を「商行為として売買」する時に必要になる許可です。

代表的なものに

  • 中古車販売

  • 古本屋

  • 古着屋

  • 金券ショップ

  • 貴金属買取

  • リサイクルショップ

などなどあります。

【古物商】というとなんだか古くさい響きがありますが、最近のリサイクルに対する意識の高まりや、ネットオークションの賑わいなどから、とても人気のあるビジネスとなっています。

特にネットオークションやアマゾンのマケプレなどは、商品さえ手許にあればほぼ誰でもすぐに始めることができる上、あらゆる販売業の基礎を勉強することができます。
「資源の有効活用+自分の趣味を活かした分野」でもってビジネスを開始できるので、非常におすすめと言えるのではないでしょうか。

とはいえ、古物商許可を取得さえすれば誰でも大成功するのかといえば、当然そんな事はありません。
最初は手許にある不要品を売る事でノウハウを勉強していきますが、一定売る物がなくなり、ある程度もコツもわかってきた頃には、次に販売する物を【仕入れる】必要がでてきます。

ここで重要なのはその仕入れ先
中古品の売買は、非常に安く仕入れることが可能でかつ高く売れることもあり、安定した仕入れ先と商品さえあれば一定商売が成り立ちます。

もちろん最終的には独自の仕入れルートを確立することが大事ではありますが、まず古物商許可を取得したあとには、どこで古物の売買が行われているのか、業者は一体どこで仕入れをしているのか、いわゆる【古物市場リスト】を探す事が重要となります。

最近では、ネットで検索すればそれなりに古物市場の情報も出てきます。
その反面、ネット上に情報を公開していない市場も多数存在。
なぜなら、古物市場によっては古い刀剣類などが売買されているところもあり、そんなところは防犯上その他の理由により、意図的に不特定多数が参加できないようにしているからです。

ただそんな中でも古物市場についての深い情報を集める事は可能であり、場合によってはその都道府県にある古物市場のリストを根こそぎ手に入れる事もできます。

古物市場リストの入手方法

・電話帳で探す

かなりベタですが有効です。

とはいえ、手作業でタウンページあたりをめくるのもいいですが、ネット上の電話帳を利用する方が便利。

例えばこちら→Yahoo!電話帳

「古物」と入れて検索するとかなりの数が表示されます。全てが古物市場という訳ではありませんので、近くの地域をピックアップしながら調査していく必要があります。
ちなみに「古物市場」で検索すると数件しか出てきません。

・業界紙(誌)を購入

専門誌で古物市場の情報を集めます。

代表的な2つ

ザ・バイヤー

仕入れ専門誌です。見てわかる通り、なかなかの値段します。

リサイクル通信

リンク先をみていただければわかりますが、年間購読で料金が発生します。
月2回発刊。

もう少し安く中身を覗く方法があるとかないとか。

・警察署にて名簿購入

都道府県によっては、古物商許可を取得したあとに【古物商市場名簿】を販売してくれるところがあります。もちろん売ってくれないところも。

場所によってはそれぞれの都道府県の【古物商防犯協力会】にて名簿を入手できることもありますが、これも防犯協力会自体があまり機能していないところもありますので、確認が必要です。

実はこれら以外にも、全国の古物市場リストを入手する方法があります。→続く