Firefoxが4.0~になってからしばらく経ちますが、相変わらず未対応のアドオンは多いままです。そのほとんどは開発が止まっていたものばかりなので、これはもうしょうがないとしか言いようがありません。

Get Firefox!
Get Firefox! / aretadobem

以前の記事でも少し書きましたが、自分がFirefoxにインストールしていたアドオンの中にも、ver4に未対応な為使えなくなってしまったものがいくつかあります。

どうしても必要なものなら似た機能のアドオンを探し、入れ替える事にしていますが、なかったらなかったで困らないアドオンはこれを機会に整理してみました。

そんな中の1つに、Japanizeというアドオンがあります。
最終バージョンはJapanize0.811
これは外国語サイトを表示する際に自動的に全て日本語化して表示してくれるという機能を持つアドオン。※但し、対応サイトのみ。でも結構な量があります。

便利といえば便利なんですが、自分にとっては正直ないならないで特に困らないアドオンでした。(開発の方にはすいません)
実はもともとこのアドオンは、サイボウズ・ラボ株式会社が開発していたものなのですが、2010年10月の終り頃に個人の方に移管されています。→開発者ブログ

おそらくそのあたりから開発が完全にストップしていたようです。
結果的にアドオンとしては現在のFirefox4.0~には対応していません。
【アドオンとしては】という書き方をしたのは、それ以外の方法ならFirefox4に組み込む事が出来るからです。

Firefox4にJapanizeを組み込む方法

簡単に言えば、Greasemonkeyのユーザースクリプトとしてインストールするだけです。

Greasemonkey】とはFirefoxの拡張機能の1つ。
それ単体ではなんの動きも見せないアドオンですが、ユーザースクリプトをインストールすることでFirefoxに様々な機能を付加することが出来ます。

アドオン
直接Firefoxにインストール

Greasemonkey
FirefoxにGreasemonkeyをインストールした上で、更に各種ユーザースクリプトをインストール

イメージとしてはこんな感じです。
まあ、Firefoxを使用している人にはおなじみだと思いますので、くどくど説明する事は避けます。→詳しくはこの方のブログなどをお読み下さい。

このGreasemonkeyユーザースクリプトは非常に便利なものも多いのですが、開発して配布しているのが個人である為(つまりAMOのような審査機関がない)、その危険性も指摘されています。変なスクリプトを仕込まれた例もあったとか。

「Greasemonkey 危険」などのキーワードで検索して、十分理解してから自己責任でご利用下さい。

以下japanizeのスクリプトを組み込む手順

(1)まずはFirefoxにアドオンGreasemonkeyをインストール

(2)続いてJapanizeの配布ページへ飛び、右上からwikiページへ。

wiki

(3)目次の下【User Javascript版 Japanizeについて】をクリック

User Javascript版 Japanize

(4)真ん中あたりにある【Japanize.user.js】をクリック

Japanize.user.js

(5)GreasemonkeyのインストールされたFirefoxでアクセスしていればこんな画面が表示されるのでそのままインストール。

インストール

IE系のブラウザならJapanize.user.jsファイルがそのままダウンロードされるので、Firefoxへドラッグ&ドロップすればインストールされます。

また、Greasemonkeyのユーザースクリプトのほとんどは、Chrome系のブラウザにもインストール出来ます。もちろんChromePlusSRWare Ironにもインストール可能です。

その為これらのブラウザでアクセスしていた場合には、直接インストールされますのでご注意下さい。

インストールが済めば、Firefox4.0以降でもJapanizeの利用が可能になります。