ちょこちょこ携帯や財布を落としたりなくしたりする人がいます。
自分の今までの経験上そういったことはほぼありませんが、万が一そんな事態におちいった時のため多少準備しておくことにしました。
昔のAndroidはこういったことをするには別途アプリが必要でしたが、現在ではAndroid標準の機能でモバイル端末の位置情報の取得・いくつかの遠隔操作もできるようになっています。
端末を紛失してしまったときは遠隔でロックしたりデータを削除したりできる機能です。その名は「Androidデバイスマネージャー」。今回はこれを使えるように設定してみました。
Android Lineup - Beige / .RGB.
目次
モバイル端末側での準備
Androidデバイスマネージャーを利用するためには、端末側でいくつか設定しておく必要があります。といってもほとんどの場合はデフォルトでAndroidデバイスマネージャーを利用できるような設定になっているはずなので、確認程度に見ておけばいいかと思います。
以下はLolipop5.1.1 Nexus5の場合
最初に「Google設定」→「セキュリティ」→「リモートでこの端末を探す」、「リモートでのロックとデータ消去を・・・」の両方ともON。
※通常の「設定」ではなく「Google設定」から
そして「設定」→「位置情報」→ON
これで準備は完了です。
ブラウザでAndroidデバイスマネージャーを使ってみる
Googleへログインした状態で下記のURLへアクセス。
→https://www.google.com/android/devicemanager
Androidデバイスマネージャーへようこその画面が表示されます。
「承認」をクリック
端末を確認していますの画面が表示されるのでしばらく待ちます。
本来ならこれで端末のおおよその所在地が表示されるのですが、なぜか「位置情報を利用できません」と表示され全く使い物になりません。
何回か試してみるとたまに一回だけ位置情報が表示されるというレベル。
アプリも存在する
このAndroidデバイスマネージャーにはアプリも存在します。
→Androidデバイスマネージャー
ただしこのアプリは「パソコンからではなく別の端末からAndroidデバイスマネージャーを使う場合」に使用するものであり、これがなければAndroidデバイスマネージャーが動かないというものではありません。
したがって特に使うあてがないのであればインストールしなくても大丈夫です。
Androidデバイスマネージャーでできること
Androidデバイスマネージャーで操作できるものは、位置情報の取得以外にもいくつかあります。
- 着信音を鳴らす
- 端末のロック
- 端末のデータ消去
それは上記の3つ。
ただこれらもそもそもの位置情報が取得できていなければ全く使えません。
端末を遠隔操作できない場合もある
またAndroidデバイスマネージャーで遠隔操作できない場合もあります。
それは
- 電源が切れている端末
- モバイルデータ通信やWi-Fiに接続されていない端末。
上記のような場合です。
ようするにネットにつながっていない端末相手には何の操作もできないわけです。
これは当然といえば当然。
結局あまり使い物になりそうにない
ネットにつながっていない環境で使用できないのはどうしようもないにしても、ちゃんと通信できている状態で位置情報を把握してかつ遠隔操作ができるのであれば問題ありません。
しかし上述したようにかなりの確率で「位置情報を利用できません」と表示され、端末の追跡すらできないありさまです。
これではさすがに気休めにもなりませんので、ちょっとどうしたものかというところ。
若干期待外れでした。
もし端末をなくしてしまった場合に備えるのであれば別のアプリを検討したほうがよさそうです。