サイトを運営するにあたってアクセス解析は必須です。
ちなみにこのブログには、Google AnalyticsとResearch Artisan Liteの2つのアクセス解析を導入しています。
共に無料で高機能。
Analytiks, Google Analytics iPhone app / Titanas
Google AnalyticsもResearch Artisan Liteも、サイト上に何も表示されません。
比較してみると、Google Analyticsは長いスパンでのアクセス解析に強く、Research Artisan Liteはリアルタイム解析に優れています。
ちょうど良い感じに使い分けられるので、併用すると便利。
しかし使い比べてみると、際立ってくるのがGoogle Analyticsのわかりにくさです。2つのアクセス解析の管理画面を見比べてみると如実にそれを感じます。
アドワーズもそうですが、Googleのサービスは慣れない人にとってかなり癖がきつく難解過ぎます。
Analyticsを自サイトに導入している人はかなり多いと思いますが、あらゆる機能をきちんと使いこなせている人というのは、どの程度いるのでしょうか?
そういう自分も、せいぜいアクセス数と検索キーワードをボーっと眺めるくらいにしか(あとちょっとコンバージョンを見るぐらい)使用していなかったので、一度ちゃんとAnalyticsの機能について勉強してみようと思い、こちらの本を入手してみました。
PART1 Google Analyticsでアクセス解析しよう
PART2 Google Analyticsの登録と初期設定
PART3 Google Analyticsの機能と用語解説
PART4 Google Analyticsを使ってSEOを強化する
PART5 Google Analyticsを使ってリスティング広告を最適化する
PART6 Google Analyticsを使ってランディングページを最適化する
PART7 アクセス解析データ分析のポイント
かなり大きな(B5変形版)サイズの一冊ですが、これは図や画像が大量に挿入されている為。おかげでボリュームに圧倒されることなくスラスラと読み進めることができ、理解しやすい内容となっています。
Google Analyticsの基本的な使用方法・運用方法はもちろんですが、
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SEOの設計を考える時にいかにアクセス解析を利用するか?
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SEM(PPC広告など)を最適化していく時にAnalyticsとどう絡めるのか?
などのように、単なる使用方法だけではなく具体的にどのようにしてサイト運営に組み込んでいくのかの具体的な応用例があちこちに散りばめられています。
要はGoogle Analyticsの【どこを見て】、それを【どう判断して】、それに対して【何をすればいいのか】という事についての解説。
少なくともこの1冊があれば、【何となくアクセス解析を入れているだけ】という状況からは抜け出せますので、どうせAnalyticsを使うのであればマニュアルとして手許に置いていて損なないと思います。
とはいえこういう本があったとしても、やはりGoogleAnalyticsの取っ付きづらい感は否めないですね。比較してResearch Artisanがどれだけ親切設計なのかよくわかります。
まあ無料で高機能なので仕方がない面はありますが。