少し前に東京駅開業100周年記念Suicaの発売があり、それを巡って大混乱が生じていたようですが、最近ではこういった交通系電子マネーがすっかり浸透してきた感があります。
現在では相互利用が進みSuicaも大阪で使えるようになりましたが、こちらにはこちらでICOCAやPiTaPaなど独自の交通系電子マネーがあります。
よその地域へ持っていても使えるとはなったものの、例えば紛失した時の再発行や不要になった際の払い戻しなどは発行元の事業エリアでしかできません。
将来的にそのあたりは改善されるのかもしれませんが、今のところは自分が住んでいる地域の交通系電子マネーを選んでおけば無難だと思います。
自分が使用しているのは、クレジットカードと紐付けしてオートチャージが可能(料金は後払い)なSMART ICOCA。
いつから使い出したのか覚えていないくらい、かなり昔から使用しています。
SMART ICOCAの難点は、このブログでも過去に書いていますがチャージできるのが駅に設置されたクイックチャージ機のみという点。
どうせクレジットカードに請求されるのだからネット経由でチャージ可能にしてくれればいいのにと思うものの、それには対応する気配すらありません。
その点を除けば後は普通の交通系電子マネー。
コンビニや駅ナカのお店などでも使えますし(経理処理の都合上、運賃にしか使いませんけど)、問題なく便利。
市内の駅はたいてい混み合っていますので、昔はずらっと行列に並ばないと切符が買えませんでした。しかし電子マネーが使えるようになった今では券売機に一切並ばなくなり、何かと助かっています。
目次
今までSMART ICOCAの残高確認が少し手間だった
さてこの便利なSMART ICOCAですが、事前にチャージ(クレジットカードで)→使用→残高が減れば追加でチャージ、という使い方の為、ある程度常に残高を把握しておく必要があります。
改札を通った時に残高が表示されるのでそれで事足りる時もありますが、しばらく電車に乗らなかった時や会計処理の為その日使用した正確な金額を知りたい時などは、別途自宅などで残高確認をしなければなりません。
今までは残高確認用の無料ソフトSFCard Viewer2をパソコンにインストールし、外付けFelicaポートをつなげて金額を確認していました。
ただそんなに頻繁に確認する事でもないので、普段外付けFelicaポートは外しています。そして必要な時だけFelicaポートを引っ張り出してきてパソコンと接続。
これが地味にめんどくさくなってきていました。
そこでもっと手軽に残高確認する方法を検討。
Nexus7(2012)でSMART ICOCAの残高を確認できるようにアプリをインストール
できれば、モバイル端末でアプリを起動させて接触すれば読み取ってくれる、みたいな感じだといいなと考えていたところ、その希望通りの動作をしてくれるアプリが存在し、しかもNexus7 (2012)で使えるという事がわかりました。
実は過去にも似たような事を考えていた時期があるのですが、手持ちのモバイル機器(Nexus7 (2012)とISW12HT)はどれもFelicaに対応しておらずできないものだと思っていたのです。
今回よくよく調べてみるとMFCに対応した端末である事が判明。
これはさすがに知っておけよという話です。
NFCとは近距離無線通信技術(かざすだけでデータのやりとりが行える技術)のひとつ。Felicaもその技術のうちのひとつですがあまり日本でしか使われていないのに対し、NFCは国際標準規格として承認され世界的に使われています。
一応NFCはFelicaの上位互換であるとなっています。
その為NFC搭載端末であるNexus7 (2012)は、今回のSMART ICOCAのような非接触ICカードのデータを読み取る事が可能となっているそうです。
残高確認の為のアプリをインストール
早速試してみます。
探してみるとICOCAの残高を確認できるアプリはいくつかありました。
今回選んだのはEMoneyReaderというアプリ。
このアプリは交通系電子マネーなら
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Suica
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PASMO
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ICOCA
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PiTaPa
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TOICA
その他電子マネーなら
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楽天Edy
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nanaco
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WAON
以上の読み取りに対応しています。
EMoneyReaderの使い方
アプリをインストール後、最初に立ち上げると
電子マネー情報がありません
電子マネーカードをかざしてください
と表示されます。
ここでSMART ICOCAをNexus7の裏面の「NEXUS」と書かれたロゴのあたりに押しつけます。
するとこのようにデータを読み取って残高が表示されるようになりました。
なおNexus7にケースを装着している状態でも読み取ってくれるか試してみたところ、問題なく読み取ってくれました。
2回目以降は「かざし起動」をONにしていれば、アプリを起動しなくても裏面にSMART ICOCAを押し当てるだけで読み取ってデータを更新してくれます。
ただ逆に「かざし起動」をONにしていないと、2回目以降の読み取りが始まってくれません。NExus7だけそういう動作になるのかそもそもそういった仕様なのかそれは謎。
でもかざし起動にチェックを入れていればいいだけなので、これはそんなに問題ではないでしょう。
電車通勤があるような仕事ではありませんので、そこまで頻繁にSMART ICOCAの残高を調べる事はありませんが、今後は手軽に確認ができるようになります。