モバイル端末を持ち歩いて活用するのであればクラウド型のオンラインストレージは必須です。特にiOSに比べAndroidOSはクラウドとの相性が良く、かなり便利に活用する事ができます。
最近はクラウドサービスの種類も増え、好きなものを選び放題ですが、その中で自分がメインで使用しているのはEvernoteとDropboxです。
どちらも説明するまでもないくらい非常に有名なサービス。
Android版Dropboxの使い方
Android版のEvernoteはアプリ単体で十分使用に耐えられます。
プレミアム会員になっていればオフラインノートブック機能が仕様できますので、モバイル端末のローカルにデータを保存する事も可能です。
これに対し、Dropboxは公式のアプリのみでは少し使い勝手が悪い部分があります。
Dropboxアプリ単体ではローカルにデータを保存する事ができません。
その為Dropbox内のファイルにアクセスする時は必ず通信を行い、目的のファイルをその都度ダウンロードする必要があります。
当然オフラインでは使えませんし、通信環境が悪ければひとつのファイルを覗くだけでも時間がかかりイライラさせられる事もあります。
「お気に入り」という機能はありますが、これはファイル毎にモバイルに保存するか選ぶものであり、特定のフォルダの中身を常に同期してローカルに保存するという事はできません。
それを解決する為に、モバイル端末のローカルに保存用のフォルダを作成し、必要な時にそのフォルダとDropboxを同期させる事によって(もしくは自動で同期)、擬似的にオンライン上のDropboxと写真やファイルを共有するという運用方法がよく使われます。
言葉で説明すると何だかややこしいですが、設定するのは最初だけです。ほとんどのアプリでは最初に一度設定すると、後は自動で同期するようにしてしまう事も可能なので、そんなに大変ではありません。
今まではFolderSync Liteを使っていたけれど
今までこのフォルダ同期には、有名なFolderSync Liteを使っていました。
このFolderSyncはdropboxのみならず、SkyDrive・Dropbox・SugarSync・Ubuntu One・Box.net・LiveDrive・HiDrive・Googleドキュメント・NetDocuments・Amazon S3・FTP・FTPS・SFTP・WebDaなどのプラットフォームでファイルやフォルダの同期が可能になるアプリです。
無料版のLiteでもほとんど通常使用には問題なかったので結構快適に使用していました。少量のファイルを扱うのであればお勧めのアプリです。
ですが、このFolderSync Liteにはひとつ問題がありました。
それは大量のファイルを扱うと同期にものすごく時間がかかる上、途中で固まってしまうというものです。
もちろんアプリの性能以外にも使用している端末の相性や性能も影響していると思います。ただHTC EVO 3D ISW12HTでDropboxと連携させ、2000個ほどのファイルを同期しようとすると何度やっても途中で固まってしまい、そのたびに端末をリセットするハメになるのです。
結局何度やっても同期は成功せず。
しかも差分ではなく同期毎に全部のファイルを上書きしようとしているらしく、何回かに分けて同期しようとしてもうまくいきません。
FolderSyncからDropsyncへ乗り換え
これではどうしようもなかったので、次に試してみたのがDropsyncです。
こちらも同期ツールのひとつですが、FolderSyncと違いDropboxとしか連携しません。
しかし上述したように、クラウドサービスは当分の間Dropboxをメインに使用する予定なので自分的にはこれでも十分。
早速試してみるとDropsyncは一切フリーズする事なく数千個のファイルの同期が完了。安定しています。
なおDropsyncの無料版はフォルダを1個だけしか同期対象にする事ができません。またファイルサイズにも制限があります。
複数のフォルダを設定したいのであればPro Keyを購入して有料版を購入する必要あり。ものすごく安いアプリという訳ではありませんが、どういう訳かちょくちょくセールしていますので半額くらになっている時もあります。
とりあえず内容別に3つほどフォルダを同期させたかったので、セール中という事もあってすぐに有料版を購入。
購入してからかなり使用頻度の高いアプリとなっていますが、今のところ一度もフリーズした事がありません。もはやなくてはならないアプリ。
非常に重宝しています。