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2012-10-10

ついにCDリッピングの時代が終わる・・事はなくDVDリッピングが終了という【改正著作権法2012】

2012/10/1の改正著作権の一部施行でDVDのリッピングによる複製は違法となりました。

ただしDVDをリッピングする事全てが違法になった訳ではありませんし、DVDの複製が違法という事でもありません。

詳しくは前の記事をどうぞ。

「DVDリッピング」という考え方はすでに終わっていると思う

Itunes
Itunes / fdecomite

ネット上などでは情報が錯綜しているようで、「CDをレンタルしてiPodに入れたら捕まるの?」などという声も散見されますが、もちろんそんな事はありません。

それは何故なのか?というのが今回の話です。

まず前提として新しくなった著作権法の条文を確認しておきましょう。
「私的使用のための複製」については第30条が該当します

前回の記事でも書きましたが、リッピング行為は「技術的保護手段の回避により、その事実を知りながら複製を行う場合」に違法となります。
これを踏まえると、何故ほとんどのCDにおいてリッピングが違法とならないかが、わかりやすいと思います。

CDはコピーガードがされていない?

実は現在流通しているCDのほとんどはコピーガードが掛かっていません。
iTunes等で簡単にPCに取り込む(リッピング)事が出来ます。

全く今までコピーガード技術が施されなかったわけではなく、過去の一時期「CCCD(Copy Control CD)」と呼ばれるコピーコントロールが採用されていた事はあります。
2002年頃から2006年頃にかけて、某有名レーベルを筆頭にこの時期発売されたCDには、CCCDによるコピーガードが掛けられていました。

しかしこの時期を知っている人であればわかると思いますが、このCCCDという技術はとんでもなく悪名高いものでした。

  • 音質が劣化する

  • 再生するだけで機器を壊してしまう(リコール騒ぎになりました)

  • まるでウイルスのような動作をする

  • しかもリッピングを防げなかった(すぐにガードを突破される)

  • 結構費用もかかる

など散々な内容で買い手側・アーティスト側の双方から反対が強くなり、結局2006年頃にはほぼ消滅し現在では流通していません。

探せば今でも当時発売されていた物の中古が手に入ることがあります。
ただCDの形をしているのに特定の機器でしか再生出来なかったり(PCでは不可能)、相変わらず迷惑な動きをしてくれます。中古市場でも売れないので嫌われているようです。

また、ちょうど2002年には第2世代iPodがWindowsに対応し、少しずつ日本でも広がりつつあった時期。「CDをPCに取り込み小型のデジタルオーディオプレーヤーで持ち歩く」スタイルが一般化してくる中、このようなコピーガードの存在は逆にCDが売れなくなる原因にもなったので、それもCCCDが消滅した一つの理由ではないかと思います。

そのような訳で現在販売・流通されているCDにはコピーガードは掛かっていません。

何故DVDのリッピングはダメでCDは大丈夫なのか

以上の事を踏まえれば、今回の著作権法改正後もどうしてCDをレンタルしてリッピングしても違法行為にならないかわかるでしょう。

著作権法30条1項2でリッピング行為が「技術的保護手段の回避により、その事実を知りながら複製を行う場合」に違法となると定められている為、【技術的保護手段】を施していない現在のCDではリッピングは合法になるのです。

そして「CSS」のような技術的保護手段を施しているDVDのリッピングは違法となります。ただし当然ですが、複製する場合はあくまで「私的使用」の範囲でなければなりません。

例外として、中古市場にわずかながら出回っている「CCCD」によって保護されたCDは、PCに取り込んでしまうと私的使用の範囲内であっても違法行為となりますので注意。

どうしてもその必要がある場合にはアナログダビングをしましょう。
それかMDにデジタルコピーです。

今後は

例えばTSUTAYAに行ったと仮定して

CDを借りる →iTunesに取り込む →iPodに同期 =合法

DVDを借りる →PCに取り込む →PCもしくはiPad等で鑑賞 =違法

Blu-ray →PCに取り込む →PCもしくはiPad等で鑑賞 =違法

今後はこんな事になります。
今後というかこの10/1からもう既にこの状態です。
ちなみにDVDとBlu-rayはPCに取り込んだ(リッピングした)段階で違法。
(再生のみはOK)

なおレンタルだけではなく自分で購入した場合でも同じです。
ここが怖いところでもあります。

前回の記事にも書いた通り、ダウンロードと違って今のところDVDリッピングについての刑事罰はありません。ただ法に反している以上、損害賠償請求の可能性は常にあるということだけ頭の片隅には置いておいたほうがいいかなと思います。

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