今朝頃、アップルの最新OS「OS X 10.8 Mountain Lion」がリリースされました。
Windowsメインの自分にとってはあまり関係のない出来事なので静観中だったのですが、どうやらそれに合わせてブラウザSafariのWindows向けサポートが終了する可能性が出てきた事によりちょっと注目する必要がでてきました。
Windows版Safariの提供終了の可能性
アップルが正式にWindows版Safariサポートの打ち切りを発表した訳ではありません。
ただしこの公式ページ
アップル - Safari - ウェブブラウジングをもっとスマートに、パワフルに。
からWindowsの表記やリンクがなくなっています。
一応サポートページからWindows版Safariの旧バージョン(ver5.1.7)へのダウンロードリンクはまだ残されています。
しかし【ダウンロード】をクリックすると公式のSafari案内ページへリダイレクトされてしまうという状態。ファイルをダウンロードする事が出来ません。
このあたりの状況から、もうアップルはSafari6以降Windows版をサポートしないのではないかという話がネット上を駆け巡ったようです。
ひとつ気になるのが、上記のver5.1.7ダウンロードページで言語を【English】にすると普通にSafariのセットアップ用exeファイルがダウンロードできる事です。
(その他の言語に関しては試していないのでわかりません)
Windows版打ち切りなのか、単に対応が遅れているだけなのか、この段階ではまだ判断しきれません。とはいえ提供終了の色が濃いようにも思いますが。
Windows版Safariがなくなって困る事
個人的な意見ですが、ブラウザとしてみるとSafariはIEと同等ぐらいに使いにくい部類に入ります。おかげで普段使用する事は滅多にありません。では一体何のためにわざわざWindows環境にインストールしているかと言えば、それはブラウザ確認の為です。
サイトやブログは、ブラウザによって見え方が全然違います。
その為サイトを作成する時は様々なブラウザで、ちゃんと表示されるのかチェックしなければなりません。
そしてなにより問題なのは、スマホ、タブレット、ガラケーなど普通のPC環境以外から接続された時にどのように表示なれているのかは非常に大事な問題です。
特にスマホにタブレット。
アクセス解析をしているとわかりますが、ここ数年、これらモバイル端末からのアクセスが急激に増えています。さすがに無視していてもいいというレベルではなくなってきていますので、それなりな対応は必要でしょう。
PCからとタブレットからでは全くサイトの見え方が変わってきます。
もちろん実機でサイトの表示を確認出来ればいいのですが、いちいち作成中そのたびにスマホやタブレットで表示させるのは現実的ではありません。
そこで簡単に他のデバイスからの表示確認に役立ったのがSafariでした。
このように【開発】項目を表示させておけば、ユーザーエージェントを切り替える事で、簡単に「iPhoneからはどう見えるのか」、「iPadではどう表示されるのか」といった確認ができました。
ある意味Safariはこの為に存在してくれていたようなもの。
もちろんあくまでシミュレータなので、最終的には実機での確認も必要です。
もしWindows版Safariが今後提供されなくなるとすれば、ブラウザ確認がちょっと手間になってきます。代替策は探せばいくらでもあるでしょうが、この手軽さがなくなるのは面倒ですね。