Android端末用のモバイルキーボードとして、iBUFFALOのBSKBB03WHをしばらく使用してみました。で、その感想です。

主に接続していたのはNexus7(2012)です。

BSKBB03WHの良かった点

しばらく使ってみてよかった所。

キー配列が変態じゃない

何よりも良かったのは、EnterキーとBackスペースキーが普通の形をしていた事です。他のモバイルキーボードではEnterキーが小さい物が多く、打ち間違いが頻発していました。

それがこのキーボードではほぼなくなったので、キー配列については満足のいく機種だと思います。

打鍵感もまずまず

こちらも元がポメラのキーボードなので、買う前からある程度使い心地の予想はしていました。実際使ってみてこちらの想像通りだったのでそこについては問題なし。

でもDM100などに比べると、言い方は悪いですがキーボード全般にちょっと安っぽくなったような感じはあります。

キーピッチなども大体こんなもんだろうというところです。自分はあまり手が大きい方ではないので、このぐらいのサイズでも特に不便は感じませんでした。

BSKBB03WHの悪かった点

いくつか気になったところ。

重い

折りたたみ式のキーボードなので、全体のサイズ含め非常にコンパクトです。しかし持ってみると結構重量があります。

スペックをみると、この機種の重さは399gとなっています。
Nexus7(2012)が約340gなので、タブレット本体より重いです。

BSKBB03WHとNexus7の二つを持ち歩くとなると、Nexus7を2台同時に持ち歩くより重くなってしまうという状態です。
机の上に置きっぱなしであれば重さについてはあまり気にしなくてもいいですが、モバイル用途として持ち歩く事を考えると、しんどいかなという気がします。

あまり一緒に鞄に入れたくはありません。

Bluetoothの再接続がうまくいかない

通常Bluetoothで接続するキーボードは、モバイル端末と一度ペアリングの設定をしてしまうとその次接続する時にはペアリング作業を繰り返す事なく簡単に再接続できます。

例えばリュウドのRBK-2000BT3などの場合はモバイル端末側(Nexus7)でBluetooth通信をonにすれば、適当にどれかキーをひとつ叩くだけですぐに再接続します。

しかしBSKBB03WHとNexus7は相性の問題なのか、その再接続がなかなかうまくいきません。

自分の使い方の場合、なにも接続しない時はNezus7側のBluetooth通信はoffにしています。そこからいざ使うときにBluetoothをonにし、キーボードを認識させるのですが、いつまで待ってもどのキーを叩こうが接続されません。

結局ペアリング作業をもう一度行う羽目になります。
しかもNexus7側に設定が残っているせいか、普通にペアリングをしなおすだけではつながらず、一度ペアリングの解除作業を行ってからでなければ接続不可能。

Nexus7側でBluetoothをずっとonにしっぱなしだとこういった現象は起きず、再接続もキー一発で簡単。

逆に普段Bluetoothを切っている自分の使い方だと、キーボードを使うたびにペアリングをやりなおさなければならないのです。

これはかなり使い勝手が悪い。あまりにも面倒です。
この仕様は使い続けるかどうかを判断するにあたって、かなり致命傷。

キー配列がまともなだけにかなり惜しいキーボードなのですが、このまま使い続けるか現在思案中です。