9月に入ってようやく和らいできた感じもありつつ、まだまだ日中は暑さが厳しい季節です。気温が上がると人間の体も大変ですが、もうひとつ気をつけなければいけなにのがパソコン。重い動作をさせているときに熱暴走でダウンしたり極端に動きが遅くなったりすれば作業効率が落ちるだけではなく、機械そのものにダメージがあったりします。

非力なパソコンではその影響も顕著。

DSC01025_r

自分の場合はデスクトップを一切使わないので、基本的にノートパソコンばかりで作業をしています。

最近はそうでもありませんが昔のノートパソコンは結構熱に弱く、夏場の取り扱いには気を遣っていたように思います。こまめに冷却ファンの掃除をしたり、PCクーラー系のガジェットをいろいろ試してみたりなど。

PCクーラー系の商品には明らかにおまじないに近いようなうさんくさい物もたくさんあります。最終的にノートパソコンを冷やすにはこれが一番だなというのがだいたいわかったので、最近ではあまりその手の物は買わなくなっていました。

PCクーラーMUSON F1

さてそんな中、SoundPEATS様よりノートパソコン用PCクーラーのMUSON F1を提供していただいたので久しぶりにPC用の冷却台を試してみることにしました。

「MUSON ノートパソコン冷却パッド F1」。届いてみるとかなり大きなサイズです。17インチPCまで対応できるとのこと。

DSC00989_r

パッケージの写真などからしても、なんとなくAlienwareを思い起こさせるよなゲーミング仕様デザイン。

ビジネス向きかといわれるとなかなか難しいところではありますが、その層はそもそもターゲットではないのでしょう。

内容物は本体と説明書、それにパソコンとつなげる給電用のUSBケーブルのみ。かなりシンプル。

DSC00994_r

仕様

冷却台の裏側には引っ張り出せる足がついており、台を斜めにすることができます。角度は16度。

DSC00999_r

DSC01000_r

斜めになると上に載せたパソコンがずり落ちてくるわけですから、台の手前には滑り止め用のストッパーがこちらも収納式となってついています。

DSC01007_r

ファンの数は全部で4つ。USB挿入口の横には2つのツマミがあります。これで上段・下段それぞれ2つずつのファンのOF・OFFが可能。

DSC01005_r

なおUSBの挿入口はもう一つありますのでこちらにマウスや外付けキーボードを接続することも可能。USBハブがちょっと増えたみたいな感じですね。

電源を入れると青く光りファンが回り始めます。こんな風に青白く光るキーボードがあったりしますが、このビジュアルはもう好みの世界です。

DSC01012_r

ファンの音はかなり静か。
かなり昔に使っていたノートパソコンの冷却台が同じようにファン付きの物だったのですが、ファンが回り出すと爆音でまわりに迷惑なレベルでした。それに比べるとずいぶん進化したものです。

わりと大きい

本体サイズが408×287×29mmなので見た感じからしてかなり大きめです。
12.1インチのCF-SX2を載せるとこんな感じ。

DSC01015_r

15.6インチのLattitude E5520ではこのくらいのサイズ感。

DSC01028_r

冷却効果はある

肝心の冷却効果はあるのか?という部分。
これについては確実にあります。

というのも、昔結構ノートパソコンのクーラー系ガジェットを試した結果、結論として出たのが「ノートパソコンの底面と机の間に隙間を作っておけばある程度冷却効果がある」というものだったのです。

これに即して考えてみますと、MUSON F1はこのように角度をつけてパソコンの下に空間を作れるので、冷却効果は十分に望めます。

DSC01018_r

それに傾斜をつけなくても冷却台そのものがスケスケのメッシュ状になっているので、ただ上にパソコンを置いておくだけでも十分その役割は果たせます。

DSC01023_r

それに加えて風も送れるわけですから、ノートパソコンの熱問題に悩んでいるなら試してみて大丈夫でしょう。もちろんその前にパソコン自体の冷却ファンの調整や掃除をしておいたほうがいいですけれど。

デメリットとしてはサイズがかなり大きめなので置く場所を選ぶということくらいでしょう。

値段も安いですし。