toggle
2015-10-11

定款PDFファイルに電子署名をしたあと保存しようとすると印影が消えてしまう現象の対処法

電子定款認証を行う際、PDFで定款ファイルを作成したあとそのファイルに電子署名をするという作業があります。

自分の環境ではこの工程がちょこちょこ失敗することがあり、とはいえ最終的には問題なく成功していたのでそのままにしていたのですが、いい加減面倒になってきたので原因を探ってみたというのが今回の話。

Cockpit Poser
Cockpit Poser / Martin Terber

なお、環境は

  • OS:Windows7 64bit

  • PDF編集:Adobe acrobat 11

  • 署名用プラグイン:SignedPDF(署名機能限定版)

  • 電子証明書:行政書士電子証明書セコムパスポート for G-ID

電子署名を付した後に保存しようとすると失敗する

電子署名の印影が消えるとはどういうことかというと下記のような感じ。
印影が消えるだけでなく署名データが消えるので電子署名をしていないことになります。

電子定款を作成するにはWordで定款ファイルを作成→PDFで出力→Adobe acrobat 11SignedPDFを使って電子署名、という手順を踏みます。

まずPDF化した電子定款ファイルをAdobe acrobat 11で開き、メニューの「表示」→「入力と署名」→右サイドに開かれたメニューから「電子署名」→「証明書を利用して署名」。

これで確認画面が表示されるので「はい」。

あとはパスワードとか必要なものを打ち込んで「OK」。

SingnedPDFは署名検証機能がないのでこんな表示がでますが気にせず「OK」。

普通ならこれで電子署名が付された電子定款ファイルが作成されますので、あとは保存すればOK。ところがここで保存すると一瞬「すべての署名を検証しています。」という表示がされたあと、何故か先ほど見えていたはずの印影が消えてしまうのです。

そして印影画像が見えなくなるだけでなく、電子証明書のデータもこのPDFからなくなります。つまり電子署名自体がされていないただのPDFファイルという状態になってしまうということ。

通常こういった現象が起きた場合はその場で原因を探ってどうにかするのですが、たちの悪いことに上記の操作を繰り返すと電子署名が成功することもあります。

普通に電子署名ができるとその後の電子申請から認証までは何の問題もありません。
だからまあこれでいいかとなってそのまま放置していました。

しかし先日、あまりにもこれが面倒になってきたので原因を探って対策することに。

フォルダパスに日本語が含まれているかどうかが問題みたい

いろいろ試した結果原因らしきものが判明しました。
結論から書いておくと、どうやら電子署名をするファイルを置いておくフォルダへのパスに日本語が含まれていると保存時に電子署名が消える減少が多発するようです。

どういうことかというと。

今のところ行政書士業務に関する資料はほとんど全部電子化し、その案件ごとにフォルダをつくってDropBoxに放り込んでおくという管理の仕方をしています。
ちなみに事件簿もテキストファイルで管理。

案件フォルダの名前はその件に関する何らかの日付。
そしてDropBoxの中に作った「事務所記録」というフォルダにまとめておくという形。なお年をまたぐと前年の西暦でのフォルダを作成し(例えば2014とか)その中へ移動させます。

例えば2015年の10月2日に依頼があったり問い合わせがあったり振込があったりした案件は

C:\Users\user_name\Dropbox\事務所記録\20151002

というフォルダに格納されます。
※ユーザー名は便宜上ここでは「user_name」という名前にしています。

問題はこのフォルダパスに含まれる「事務所記録」という日本語。
それ以外のフォルダ名はすべてアルファベットです。

この環境下で、20151002というフォルダの中にある定款PDFファイルに電子署名をすると失敗が頻発します。

ところがこのフォルダの中から定款PDFファイルを取り出しデスクトップへ移動させてそこで電子署名を行うと、今度は100%成功。

デスクトップへのファイルパスは以下の通り。

C:\Users\user_name\Desktop

ファイルパスにアルファベットしか含まれません。
試しに他のフォルダでも実験してみます。

マイドキュメント

C:\Users\user_name\Documents

ダウンロードフォルダ

C:\Users\user_name\Downloads

上記の全てのフォルダで問題なく電子署名が一発成功。

結論として、ファイルパスに日本語が含まれないフォルダ内で電子署名の作業を行えば間違いなく署名は成功するということになります。

定款ファイル自体の名前は何でもいい

なお、電子署名をする定款ファイル自体の名前は日本語のものであっても問題ありません。
これもいくつか実験しましたが定款ファイル名によって署名の成否が左右されることはありませんでした。

例えば「定款.pdf」でも「teikan.pdf」でもどちらでも大丈夫。
そう考えるとファイルパスという呼び方ではなくフォルダパスという呼び方のほうが、この場合ふさわしいのかもしれません。

とりあえず、これで急いでいるときになかなか署名が成功せずイライラすることがなくなりそうなので助かります。

スポンサードリンク

関連記事

このブログの更新情報を配信しています!

follow us in feedly RSS twitter facebook google plus