かつて乱発されていた楽天Koboのクーポンが最近ではすっかり配布されなくなってしまい、それに比例して楽天から電子書籍を購入する機会がほとんどなくなってきました。

電子書籍の絶対数はAmazonの方が圧倒的に多いので(公表されている蔵書数はあてになりません)、今ではほとんどKindle本を購入するようになっています。

とはいえ購入していたKobo電子書籍の中で読んでいないものも多く、まだまだNexus7でKoboアプリは活躍中です。
でもKobo Gloはそろそろ処分する予定。

Wine and Kobo at Cafe One
Wine and Kobo at Cafe One / jofo2005

今回はそれに加えてパソコンの画面でKobo書籍が読めるKoboデスクトップアプリを導入してみました。
小説や漫画くらいならモバイル端末で読めばいいのですが、図入りの実用書などは大きな画面で読むほうがやはり快適です。

1年くらい前までKoboデスクトップアプリにはビューワ機能がなかったそうで、Kobo端末のセットアップにしか使えないという、何のために存在しているのかわからないソフトウェアでしたが現在では問題なく電子書籍の閲覧が可能となっています。

以下、インストールの手順など。
使用している楽天Koboデスクトップアプリはver3.13.2です。

Koboデスクトップアプリのダウンロードとインストール

※動作環境に注意
このverのkoboデスクトップアプリはWinXPで利用できません。

まず、配布サイトよりexeファイルをダウンロード
楽天Kobo電子書籍ストア: 楽天Koboデスクトップアプリ

KoboSetup.exeファイルがダウンロードされます。
結構容量の大きなファイルなので少し時間がかかります。

ダウンロードが終わればKoboSetup.exeを実行。

あとは勝手にインストールされます。
逆にインストール先を選んだり等のカスタマイズはできません。

インストールが済めば自動的にアプリが立ち上がります。

楽天Koboストアや楽天ブックスで購入した電子書籍のデータをダウンロードするためにまずはログイン。
ユーザIDとパスワードを入力。

ログインに成功すれば購入した電子書籍のダウンロードが開始されます。

モバイル端末でのKoboアプリのように「書籍を選んでダウンロード」というのはできません。強制的に全ての書籍がダウンロードされます(ゴミ箱によけているのは別)。
このあたり選択肢は全くなし。

文章だけの本ならともかく、漫画や雑誌などの画像が多めの本が多いとダウンロードに時間がかかります。購入した本全てが最初の段階でダウンロードされますので、デスクトップアプリのインストール自体は時間に余裕のある時に行った方がいいと思います。

なおログインに失敗する場合はKoboデスクトップアプリのインストールに失敗している可能性が高いです。その時は一度アンインストールしてから再インストールを試しましょう。

ちなみに読みかけの書籍は別タブで開く仕様です。
でも同時に複数の電子書籍を開く事はできません。

ライブラリ機能がない

基本的にデスクトップアプリ単体でできる事は「パソコンで楽天の電子書籍を読む」だけです。
あとは読んだ本や購入した本の同期。
その為、設定を変更したり使いやすくカスタマイズしたりといった事はほとんどできません。

でも今回の目的がPC上で電子書籍を読む事なので、十分といえばそれで十分。

ただAndroidやiOSのKoboアプリ、もしくは専用端末に比べるてひとつ気になるのはコレクション機能がKoboデスクトップに存在しない事です。
コレクションとは「本棚」の事。

購入した本が100冊くらい超えてくると一覧表示の中から目的の本を探し出すのが面倒になります。その為たいていの人はフォルダ分けの感覚でコレクションを活用していると思います。

しかしその機能はKoboデスクトップにありません。
本を探すときはキーワードで検索するか、一覧表示の中から目視で探すしかありません。

レシピ本や技術書などは読みやすい

モバイル端末や専用端末に比べて最大の利点は、やはり「大きな画面で読める」という事です。また小説や文庫本などは文字の拡大・縮小もできます。

モバイル端末でも拡大縮小は可能ですが、どうしても画面自体が小さいので拡大しても読みづらさは残ります。でもパソコンの画面では「大きな画面で大きな文字を表示」の利点をフルに発揮する事ができ、実際かなり快適。

ただし固定レイアウトの本については、モバイル端末と同じく拡大・縮小ができないものもありますのでそこは注意です。

とにかく動きが軽い

最近のタブレット端末は結構なパワーを持っていますが、それでもパソコンに比べればやはり非力です。

よくタブレットがパソコンの代わりになってそれだけで仕事が済ませられるという人がいますが、そういった人達はパソコン自体をその程度にしか使い込んでいないのでしょう。

ある程度パソコンをしっかり使い込んでいる人からすると、タブレット端末は頑張ればパソコンの代用となる部分あるものの取って代わる存在ではありません。

電子書籍関係のアプリでも動きの違いが顕著です。
モバイル端末のみで電子書籍を読んでいる時はそこまで感じませんが、やはりいざデスクトップアプリで同じ内容の動作をしてみると、あまりの違いに驚きます。

特にKoboのAndroidアプリはどうにも動きにひっかかりがあるというか、反応が弱いところがありました。それがパソコン上ではサクサク動きます。
マウスホイールでページがめくれるのですが、加減によってはうっかり数ページまとめてめくってしまうほどです。

画像多めの技術書などでも問題なし。
これから実用書や参考書等の閲覧でかなり活躍してくれそうです。