最近PCのOSがXPからVistaへ変わったのですが、そのおかげでちょっと面倒なトラブルが発生していました。
それはブラウザFirefoxでFlash Playerが埋め込まれているサイトに行くとFlash Playerがクラッシュして動作を停止してしまうという症状です。ちなみにPale Moonでも。
Safari5.1 で YOUTUBE が見られない!そうなら「10.3.183.5」以降への更新を!Adobe Flash Playerに脆弱性 / amadeusrecord
少し調べてみると昨年2012年の6月頃にAdobe Flash Player ver11.3が配布された時からの不具合のようでした。
原因はAdobe Flash Playerのver11.3以降に追加された、Vista/Windows7上で動作するFirefox向けの保護モードのようです。
この新しく備わったセキュリティ機能が今回のような不具合を巻き起こしているとのこと。
昨年のその時期というと、こちらはXP環境だったので全く問題なくFirefoxは動作しており、この件については全然知りませんでした。
今のところメインのブラウザはSleipnir、サブにFirefoxという扱いなのでこれはさほど困る事ではありません。しかしちょこちょこ現れるエラー表示がいい加減面倒だったので対策する事にしました。
ちなみにこの記事を書いている時点(2013/2)でのAdobe Flash Playerのverは11.6 r602です。Firefoxはver19.0。OS Vistaという環境。
Adobe Flash Player 11.6 r602は動作を停止しました。
問題が発生したため、プログラムが正しく動作しなくなりました。プログラムは閉じられ、解決策がある場合はWindowsから通知されます。
こんなエラーが表示されます。
※追記
2013/4
Adobe Flash Player 11.7 r700でも同じ現象が起きています。
下記の方法で対処しました。
Adobeの案内する対策方法いくつか
公式のトラブルシューティングの中で、Adobeは今回の件についてこのように案内していました。
上記ページの中で、対策として以下の内容が列挙されています。
-
Flash Playerのアップデート
-
RealPlayerの無効化
-
すべてのアドオンを無効にして起動
-
Firefoxの新規ユーザープロファイルの作成
-
Windowsのユーザーアカウント作成
さっそく試してみます。
Flash Playerをアップデートすれば修正されていると書いているものの、最新版を使っても相変わらずクラッシュします。RealPlayerはそもそも入れてません。
セーフモードで起動して試しても同じ症状発生。
新規ユーザープロファイルを作成しても変わらず。
Windowsのユーザーアカウントを作成するのは手間だったのでさすがに試しませんでした。
ここまででダメだった場合には最後の手段。
上記を試して問題が解決されない場合、旧バージョンのFlash Playerに戻すかFlash Playerの保護モードを無効にします。
脆弱性がどうのこうのでアップデートをしろと言っているなか、旧バージョンに戻すというのはなんだか気持ちが悪いのでとりあえずFlash Playerの保護モードを無効にする事にしました。
Adobe Flash PlayerのFirefox向け保護モードを無効にする方法
※システムファイルを弄りますので自己責任で
まず32ビット版のVista/Win7であれば
Windows : C:\Windows\System32\Macromed\Flash\mms.cfg
というファイルを探します。
ありました。
これを適当なテキストエディタで開きます。
(テキストエディタを立ち上げてそこにDrag&DropでOK)
ファイルを開くとこんな感じになっているので
ここに【 ProtectedMode=0 】と追記して上書き保存
※管理者権限でアクセスしていないと書き換えできません。
これで終了です。
先々この保護モードを復活させたい時には、今付け加えた ProtectedMode=0 を削除すれば大丈夫。
ですがこのままFirefoxを立ち上げてFlash Playerが落ちるページに行くと、また停止します。mms.cfgファイルの変更を反映させるためにはPCの再起動が必要。
ということで一度PCを再起動させて無事終了。
これで解決。
結局Firefoxのみ旧バージョンのFlash Playerに
これで解決したと思ったのですが、またFlash Playerの停止が頻発しはじめました。PCの再起動直後は何の問題もなく動くのですが、しばらく時間が経つとクラッシュしはじめます。
何故そうなるのやらこのへんの理屈はさっぱりわかりません。
そこで仕方なく、Adobe Flash Playerを旧バージョンの10.3系に入れ替える事にしました。
入れ替えの手順はこちらのページ通り。
まずアンインストーラーをダウンロードしてきて実行。
その後PCを再起動して今度は10.3系のFlash Playerをインストール、という手順。
注意点はAdobeのアンインストーラーを使うと、IE用のAdobe Flash PlayerもFirefox等向けのサードパーティ用Adobe Flash Playerもまとめて全部アンインストールされるという事です。
その為両方インストールし直さなければなりません。
そこで、IEではFlash Playerに異常はなかったのでこちらは最新版のver11.6をインストール、Firefox用にはver10.3系の最新版をインストールしました。
CoolnovoはChrome等と一緒で内蔵されたFlash Playerがあり、こちらは最初から問題なかったのでそのまま。
とりあえず今のところはこれでFirefoxにおけるAdobe Flash Playerの動作停止は収まりました。Pale Moonでも大丈夫。
しかしFlash Playerが旧バージョンのままというのはなんだか落ち着きません。
それにしても、Adobe Flash Player ver11.3から始まったこの【保護モード】に関するトラブルは当分解決しそうにないですね。
Adobe側なのかMozilla側なのか、どちらが歩み寄らなければならないのかわかりませんが、使う側からすればただ面倒なだけです。
Windows8でも発生しているのでしょうか?