外付けHDDの中に未読の自炊書籍データやPDFなどがずいぶん溜まってきたので、先日ついに電子ブックリーダーのSony Redaer PRS-T2を入手しました。

元々これらの電子データはPCでそのまま読むかAndroid端末のLifeTouch NOTEで読もうかと思ってため込んでいたものです。

しかしどちらとも電子書籍を読むにはあまり向いておらず、もう少し簡単に持ち運べる電子書籍リーダーが欲しいと思っていたところ、ヤフオクでずいぶん安くなっていたのでようやく購入したという次第。

Sony Reader
Sony Reader / Sutherland Shire Libraries

最近はKindleやNexus7あたりが価格面で勝負を仕掛けてきており、今や電子書籍端末はものすごく値段が下がってきています。SonyのReaderも昔は2万円を超えていたように思いますが、今では定価で1万円切っています。

このPRS-T2もオークションを見て回れば状態の良い物が3000~6000円台で入手可能です。なお、かつて物議を醸した楽天kobo touchは、ヤフオクで新品が2000~3000円台という投げ売り状態となっています。

ヤフオク検索 →Sony Reader PRS-T2
ヤフオク検索 →楽天kobo touch

今のところ自分の考える電子ブックリーダーの代表製品を挙げるとすれば

  • Amazon Kindle

  • Sony Reader

  • 楽天kobo

以上の3点になります。

Nexus7なんかも良さそうですが、やはりEInkと違って液晶画面の為、長時間にわたって字を読むには適しません。

人気のKindle

この中で一番人気はおそらくKindleだと思います。アマゾンで電子書籍の購入が簡単である事、電子書籍の品揃えの多さなどが魅力的です。

ただしKindleはkoboやReaderと違ってSDカードのような外部メモリを使って拡張する事ができません。つまり購入時点の本体容量以上のデータを扱えないのです。

その点楽天koboとReaderは、別途MicroSDカードを購入して装着する事により、最大+32GBまでストレージを増やす事が可能です。どうしてもひとつあたりの容量が大きくなってします自炊データをメインに扱うのであれば、やはり拡張性の高いこちらの二つを選ぶ方がいいように思います。

楽天kobo Gloは結構いいと思う。

また楽天koboは一番最初に出たkobo Touchの散々な評判のせいで悪く見られがちですが、後継機であるkobo Gloはかなり動きもはやく使いやすくなっており、相当優秀な電子書籍リーダーへと変貌を遂げています。

というか元々クレームの嵐だったkobo Touchでも、自分でパッチを当てたりrootをとったりする事ができるぐらいのレベルの人であれば十二分に使いこなせるおもしろい機種でした。

あの当時あの値段であれだけいじれる電子書籍端末は他になかったので、ああいった顧客層に対してちょっとずれた売り方をしてしまったのは非常に残念です。
なおかつ未だにkob Gloでもそのマイナスイメージを引きずってしまっている事も本当に残念。

またkoboシリーズについては本体の性能もさることながら、販売主体が楽天という事で別のセールスポイントもあります。

それはやたらとクーポンが送られて来るという事。
常になにがしかのキャンペーンをやっているのか、楽天ブックで使える割引クーポンが大量に存在します。ほとんど定価で電子書籍を買うことはないのではないか?というぐらい。そのあたりは非常にお得。

でもこれでいえばKindleも、現在のところアマゾンで電子書籍の99円セールのようなイベントも行われているのでやっている事は同じといえば同じです。
Amazonは購入でポイントがつきませんが楽天は購入する時に楽天スーパーポイントがもらえるという違いはありますが。

対するSony Readerは

さて、こういった流れにもう一つ追いついて行けていないように見えるのがSony Reader。

こちらにもReaderストアというSony直々の電子書籍ストアがありますが、開設当時からの使い勝手の悪さは散々あちこちで指摘されながらも一向に改善される様子はありません。

一応ポイント還元のようなサービスはありますし、たまに2000ポイントほどもらえるイベントも行われていますが、やはりアマゾンや楽天に比べてパッとしない印象です。

そして先ほど述べたように、目当ての本を探すのにも一苦労するようなストアなので、Sony自体がこの事業で一体どこに向かおうとしているのか方向性がよくわからないといった所です。

ここまで書いていてなんで結局Reader PRS-T2を入手したのかという話ですが、ひとつは単純にたまたまヤフオクで安い個体を見つけたから。
そしてもう一つの理由は家電量販店でそれぞれの端末を触り比べた時に、結構気に入ってしまったからです。

当分の間はたまりに溜まっている電子書籍やPDFを読み込まなければいけませんので、ストアで購入する事はかなり先になると思います。その用途で考えるのなら、Kindle以外ならなんでもよかったので結果的にSony readerに行き着きました。

しかし調べてみるとReader PRS-T2はWiFi経由でEvernoteにアクセスできたり、ちょっと面白い使い方もできそうなのでしばらく使い続けて楽しんでみようと思います。