行政書士の使う職務上請求書の様式が改訂されたので交換に行ってきました。
職務上請求書とは正式名称「戸籍謄本・住民票の写し等職務上請求書」と呼ばれるもので、業務上必要な場合に限り依頼者に代わり戸籍謄本や住民票などを役所に対して請求できる物です。
他人の戸籍謄本等を本人でなくても委任状無しに取得する事が可能になる為、取扱には注意が必要です。この職務上請求書が元でたまに新聞沙汰になったりもしています。
職務上請求書の様式が改訂
この職務上請求書の様式は、最近でいえば昨年(2013年)にも一度変更されています。その時は入管法が改正された事に伴い、記載内容が変わったからというのが改訂の理由。
今回の改訂はそれとはまた別です。
何の法律の改正に伴う変更ではありません。
大阪府行政書士会からの案内によると↓
さて、先般ご案内していますとおり、現行の職務上請求書から偽造防止強化策を導入した新職務上請求書へ改訂されます。
ということ。
偽造防止策強化の為の様式変更です。
したがって記載内容について特に変更はありません。
無償で差し替えしてもらえるのは2014年3月末まで
昨年の様式変更の時もそうでしたが、新様式の変更に伴い旧様式の職務上請求書を無料で差し替えてもらえます。ただし無料で差し替えてもらえるのは平成26年の3月末まで。
別にそれ以降は新しい様式の職務上請求書が入手できなくなるわけではなく、通常通り有料での販売となるだけです。つまり無料で交換したいのであれば今月中に、という事です。
他府県の行政書士会の場合は、郵送でも交換を受け付けてくれるところもあるみたいですが、大阪の場合は直接大阪府行政書士会まで、行政書士本人が足を運ぶ必要があります。
新様式の職務上請求書へ交換
ということで、昨日の研修のついでに本会の事務局で交換してきました。
こちらが旧様式の職務上請求書
そして新しい様式の職務上請求書
用紙の色合いが白くなっています。
そしてなんだかよさげな文様も。
あとは記入要領などももらえたので、改めて取扱に関しての注意事項や留意事項なども確認。
これで差し替え完了です。