一時期終息するかと思われた新型コロナウィルスですが、緊急事態宣言解除後から感染者数の拡大がとどまらず、ここ大阪でも7/30時点で新規感染者数190人が確認されています。
その前の7/29の新規感染者数が221人となっており、大阪府としても8/1より5人以上集まっての飲み会の控えるよう(5人という数字はそこまで根拠はないでしょうが、目安としてわかりやすく設定しているのだと思います)呼びかける、また8/5よりエリアを限定した休業要請を実施する見通しとなっています。
感染者の数字だけ見ればかなり大きな数字になっているものの、重症化している感染者数や死亡者の数に関してはそこまででもないように思え、警戒は必要なもののあまり萎縮してしまうと逆に経済にとって悪影響な気もします。
6月からこの7月にかけ、持続化給付金や休業要請支援金(要請外も含む)に家賃支援給付金のサポートを数多く手掛けて感じるのが、もしもう一度緊急事態宣言が実施され、また4月5月のように街中から人がいなくなると、今かろうじて持ち堪えている飲食店等の事業が本当に息の根を止められてしまうという危機感です。
だからといってノーガードで営業を続け、自身のお店からクラスター(集団感染)が発生してしまっては元も子もありません。
飲食店等が営業を続けるにしても、正しい感染防止策を講じた上で行う必要があります。
大阪府の感染防止宣言ステッカー
大阪では、感染拡大の抑制と社会経済活動の維持の両立を図るために、事業者を対象とし、ガイドラインを遵守している施設・店舗が「感染防止宣言ステッカー」を取得できる仕組みがあります。
この感染防止宣言ステッカーをお店の目立つところに掲示することによって、感染拡大防止のために取り組んでいるお店であるとアピールでるという仕組み。
この感染防止宣言ステッカーの申請方法は、下記に解説していきますがそこまで複雑なものではありません。
ただ基本的にオンライン申請であり、最終的に入手できるステッカーも電子データ(PDF)で受け取ることになります。
持続化給付金を含むその他これまでの支援金申請の際もそうでしたが、パソコンがない・スマホも電話として以上には使っていない、という事業者様は以外と多く、そうすると、このステッカーの申請もやりようがないという事になります。
そこで出番となるのが、役所・行政と市民の間の橋渡しとなる行政書士の存在。代理申請を業務として行うことが可能です。
今回は、感染防止策を講じているもののステッカーの申請方法がわからないという飲食店経営の事業者様より依頼を受け、大阪府の感染防止宣言ステッカーの入手のための申請手続きを行ったので、手順メモです。
感染防止宣言ステッカーの申請手続き
申請が出来るのは、大阪府の公式サイト下記ページから。
→大阪府/感染防止宣言ステッカーについて
このページの「事業者の皆様はこちらへ」をクリック
大阪府/【事業者の皆様へ】感染防止宣言ステッカーについてのページへジャンプします。
各業種のガイドラインはここのリンクより参照
→ガイドライン一覧はこちら
重要なのは、店舗においてちゃんとガイドラインを遵守した感染防止策が講じられているかどうか。大前提として各業種のガイドラインを遵守できているお店のみがここから先の申請手続きを行えます。
申請手続きを進めます。【登録はコチラ】をクリック
利用規約及び同意事項
感染防止宣言ステッカー入力フォームへ進みます。
冒頭にある「業種別ガイドライン」と「利用規約」について、リンクをクリックしてまず確認。
続いて6つのチェック項目について同意していきます。
まず
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利用規約に同意します
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業種別ガイドラインを遵守します
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登録いただいた施設・店舗名や住所等の情報は、感染症対策に取り組んでいる事業者としてホームページ等に公開(紹介)することに同意します
の3つにチェック
「ホームページ等に公開」と書いていますが、登録店舗は大阪府の公式サイトのこちらのページにPDFとExcelファイルで掲載されています。
→大阪府/感染防止宣言ステッカー登録店の公開について
続いて
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従業員や施設の関係者が、体調不良を申し出た場合や濃厚接触の疑いのある場合は、積極的に必要な検査の受診を勧めます
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大阪府又はその指示を受けた者が施設に連絡又は訪問し、感染防止対策について確認することを求めた場合には協力します
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「大阪コロナ追跡システム」の導入や施設利用者の名簿作成など追跡対策に協力します
の3つにチェック
ここで一時保存してもいいですし、進むのなら「次へ」をクリック。
基本情報の入力
お店の住所や名前など基本情報を入力していきます。まずは業種と店舗種別。
次に事業者名と施設・店舗名
事業者名は法人なら会社名、個人であれば「個人事業主」と入力。
施設・店舗名はお店の名前そのまま、ここに入力された名称がステッカーに表示されます。
続いて郵便番号等の住所
あとは電話番号と店舗ホームページのURL
ホームページは入力必須項目とはなっていないので、持っていなければ空欄で構いません。
入力が終われば「確認」をクリック
入力確認画面
次のページへ移り、確認画面が表示されます。
利用規約及び同意事項と
基本情報
上記2点が表示されるので、両方とも入力内容に間違いがないか確認。
間違いなければ「登録」をクリック
ステッカーの出力
登録を押すと登録完了画面が表示されます。
ステッカーを入手するには「出力」をクリック
注意書きにもあるように、この画面を閉じてしまうと再度のステッカー出力はできません。
「出力」をクリックすると、PDFファイルとしてステッカーがダウンロードできます。ローカルに保存しておきましょう。
感染防止宣言ステッカー入手の手続きはこれで終了。
あとはこのPDFファイルをカラー印刷してラミネート加工後、お店の見やすい場所に貼り付けることになります。
取組内容の作成
感染防止宣言ステッカーの入手に関しては、上記までの手続きで終了ですが、お店にステッカーを張り出す場合には【取組内容】のファイルも作成して掲出しておく必要があります。
必要がありますといっても、大阪府のHPでもこちらはあくまで「ご協力」という位置づけになっていますので、任意という捉え方でいいでしょう。
【取扱内容】のWordファイルは、感染防止宣言ステッカーの登録ページの下のほうからダウンロード出来ます。
事業者の皆さまには、各店舗ごとに遵守するガイドラインに基づいた感染防止対策の実施事項を、下記【取組内容(見本)】を参考に作成していただき、ステッカーとともに、施設(店舗)利用者の方々に分かりやすい場所に掲出していただきますよう、ご協力をお願いします。
なお、実施事項の作成は、パソコン、手書き等を問いません。
ダウンロードはここから
このWordファイルの中身を、それぞれの業種のガイドラインとそのお店が取り組む内容に合わせて編集し、印刷して使用します。
余談ですが、この【取組内容】のWordファイルは保護ビューになっているので、編集する場合(少なくとも店名は必ず編集する必要があると思います)は「編集を有効にする」をクリックしてから進めて行きましょう。