ブログを書くには人によっては色々な理由があると思います。

なにがしかのビジネスをやっているのであれば集客の窓口として、もしくはリスト取り用に。それ以外には、あまりアメブロ向きではありませんが、アフィリエイトその他に代表されるようなブログそのものを直接的なキャッシュポイントとして活用するなど。

逆に全くビジネスとは無関係に、人と人との交流を目的としてブログを運営していたりということもあります。

いずれにしても、よほど閉鎖的で人に見られたくない(そうであればウェブ上のブログではなくローカルな日記ソフトでも使っていればいいのですが)個人日記でない限りは、何事も一定のアクセスがなければ成り立ちません。

そもそも書き続ける気持ちが続かないでしょう。

そんな訳で、ブログのアクセスアップというものは今も昔も大人気であり、多くの方が関心を持つコンテンツです。
有象無象の妙なコンサルが蔓延っちゃうくらいに。

このブログにしても特になにかの目的や着地点を想定している訳ではありませんが、やはりアクセス数というものは気になり、ついついそのたぐいの情報には手を伸ばしてしまいます。

そんな訳で今回は前々からなんとなく気になっていたこちらを読了。

book20120822

目次

第1章 「ふつうの人」でも人気ブロガーになれる
第2章 モチベーションの起爆剤を手に入れる
第3章 ブログを楽しく続ける八つのコツ
第4章 どうせなら 起こししてしまえ バイラルループ
第5章 ブログ管理人に必要な八つの心構え
第6章 人脈は巻き込まれて作る 巻き込んで増やす

かなりテンポの良い文章で、行間・文字ともに大きめなので、あっさり短時間で読み終えられました。

第一印象としては、この著者は100%全力でふざけるタイプの人なんだんなあという感じ。

クセのありすぎるこの文体は、人によってかなり好き嫌いが分かれるのではないでしょうか?でも関西人なら必ず最後に落ちをつけてくるこのリズムは楽しめると思います。非常に面白い文体です。

内容は、2010年の8月にブログを始めた著者が2011年の5月に月間25万PVを達成するまでの道筋を、体験談とともに解説していったものです。

文中紹介される様々な細かいテクニックも参考になりますが、とりあえずこの本の中で強調されているのは【とにかく書く】【継続して書き続ける】ということ。

その為のマインド、モチベーションをどう保っていくか、どのようにして書き続けるのか、その方法論が非常に参考になります。

なんといいますか、昨今はやりの「ブログから月何件の問い合わせ!」とか「ブログで月○○万円稼ぐ方法!」といったものとは、全く色の違う内容です。

本の中でも

ハナからから小銭稼ぎのブログなんてやらない方がマシだ

と言い切られています。ただ、これは文字通りというよりはもう少し深い意味のある言葉なので、そのまま受け取ると誤解しそうなので注意ですが。

それから第3章の中にある

「0を10として伝える」はサギ「8を10に見せる」はテクである

は本当にいい言葉。

ブログうんぬんよりも、業務経験全くなしで開業し、しかし仕事を受注する為にはキャリアゼロ状態である日いきなり【専門家】を名乗らなければならない自分達のような仕事の場合、この考え方はとても重要。

なんだか色々思い出しました。
でもそこの項目に書いてある内容は全然違うことなんですけどね。

とりあえずこの本を読んだ後、影響されてすぐにはてブボタンを目立たせてしまいました。しかし考えてみると「アメブロ」と「はてブ」ってものすごく相性の悪いような気がします。

どちらかというと

  • Livedoor、FC2、WordPress・・・・・・はてブ向き

  • アメブロ・・・・・・・・・・・Facebookのいいねボタン向き

ユーザー層を考えてみるとこんな感じでしょうね。
でもこの本のせいで、逆境の中で意味なくブクマを増やしてみようかなという気に何故かなってしまっています。